スペースX、「ファルコン9ブロック5」打ち上げ成功-コスト減に道

  • ファルコン9の最新かつ最終モデル、少なくとも10回の飛行が可能
  • 搭載されていたバングラデシュ初の静止通信衛星は軌道に乗った
Falcon 9 Block 5 Photographer:  Falcon 9 Block 5 launch on May 11, 2018.
Photographer:  Falcon 9 Block 5 launch on May 11, 2018.

米スペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(スペースX)は11日、ロケット「ファルコン9」の改良型で再利用できる回数が増えた「ファルコン9ブロック5」を初めて打ち上げた。同社にとって打ち上げコスト削減に向けた大きな一歩となった。

  ファルコン9ブロック5はフロリダ州の米航空宇宙局(NASA)ケネディ宇宙センターから打ち上げられ、搭載していたバングラデシュ初の静止通信衛星は約30分後に軌道に乗った。ブロック5はファルコン9の最新かつ最終モデルで、一部改修を施せば少なくとも10回の飛行に耐えられるよう設計されている。

  ブロック5は従来型に比べエンジンがパワーアップされたほか、大気圏再突入のための耐熱シールドが強化され、新たな格納式の着陸脚が装備された。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は向こう1年以内に同じロケットで24時間内に2回の飛行を可能にしたいと考えており、宇宙飛行が民間航空会社の運航便のようになればコストは劇的に安くなる。

  スペースXはブロック5を使って国際宇宙ステーション(ISS)への有人飛行を目指しているが、同計画はNASAの承認待ち。NASAは許可を与える前に、ブロック5の打ち上げが繰り返し問題なく行われるか確かめたいとしている。

原題:Elon Musk’s SpaceX Debuts Rocket Built for Rapid Relaunches (1)(抜粋)

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