フリップカートの少数株主、ウォルマートに4年以内に上場迫る可能性

  • 14%未満保有のフリップカート株主、IPO求める権利保有-届け出
  • IPOは4年以内に実現も、企業価値約210億ドル近くになる可能性

小売り世界最大手の米ウォルマートは、新たに買収したインド最大の電子商取引会社フリップカート・グループの少数株主から4年以内に同社の新規株式公開(IPO)を迫られる可能性がある。ウォルマートが米証券取引委員会(SEC)に提出した文書で明らかになった。 

  ウォルマートは9日にフリップカートの株式77%を160億ドル(約1兆7500億円)で取得すると発表。13億人の人口を抱え、世界で最も経済成長著しい国の一つであるインドに足場を得た。

  もっとも、ウォルマート史上最高額の買収案件が成立したことによる同社幹部の高揚感は短命に終わりかねない。届け出によると、フリップカート株式を14%保有する株主は、ウォルマートに対して4年以内にフリップカートの上場を求める権利が買収条件に付与されているからだ。ウォルマートによるフリップカート株77%の取得額を踏まえ、株主はIPOを通じてフリップカートのバリュエーションとして最低約208億ドルを要求する可能性がある。

  ウォルマートは9日、同案件の詳細が11日遅くの提出文書で公開される前に、「当面の焦点は顧客に仕え、ビジネスを拡大することだが、将来的には株式を公開し、ウォルマートが過半数株式を保有する子会社へ移行するというフリップカートのシナリオを支援する」と述べた。

  ウォルマートによると、想定されるIPOよりもかなり前の時点で同社が保有するフリップカート株式は77%を下回る可能性がある。ウォルマート広報担当者ランディ・ハーグローブ氏は12日、同社の最新の資料や届け出以外の内容に関するコメントを控えた。

  フリップカートのIPO条項に関してはロイター通信が先に報じていた。

原題:Flipkart Investors Could Force Walmart to Take Company Public(抜粋)

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