三井住友F:今期純利益予想7000億円、市場予想割れ-地銀再編で

更新日時

三井住友フィナンシャルグル―プは14日、今期(2019年3月期)の連結純利益予想を7000億円と発表した。市場予想を下回った。

  三井住友Fが決算資料で開示した。ブルームバーグが集計したアナリスト15人の純利益予想平均は7063億円だった。前期(18年3月期)実績比では4.7%減となる。同日記者会見した国部毅社長によると、関西での地銀再編に伴い、連結対象の地銀が持ち分法対象に変更になることが影響しており、これを除くと前期比で横ばいと見込んでいる。

  前期純利益はその前の期比3.9%増の7344億円だった。リテール向け運用商品販売の好調や海外ビジネスの堅調が貢献した。

  国部社長はマイナス金利による業績への下押し影響が今期50億円程度との見通しを示した。日銀によるマイナス金利影響は導入以来累計で500億円程度の圧迫となっており、引き続き厳しい経営環境が続くと述べた。

  また、今期計画の前提では海外の金融環境は安定的とみているが、米国利上げの影響で新興国からの資金流出や、債務返済に懸念が出てくることはリスク要因と認識していると述べた。同社が注力している海外ビジネスへは大きな影響がないとしている。また、国部社長は、中期的にはアジアで強い商業銀行を目指すのが目標としながらも、今後2、3年程度は成果が期待できる米国市場に注目していると語った。

  同社は併せて、株主還元策として発行済み株式の1.4%、700億円を上限に自己株式を取得することも発表した。8月20日に全株消却するとしている。

(第5段落に海外事業に関する記述を追加しました.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE