バークレイズCEOに9500万円の罰金-内部告発者巡る問題で英当局

  • FCAが個人に科した罰金としては3番目に大きい額
  • 当局の先月の判断でステーリー氏はCEOのポストを失う事態は回避

バークレイズCEO

Photographer: Francesca Volpi/Bloomberg

英銀バークレイズのジェス・ステーリー最高経営責任者(CEO)が内部告発者の身元を特定しようとした問題で、英金融行動監視機構(FCA)と健全性監督機構(PRA)は同CEOに罰金64万2430ポンド(約9500万円)の支払いを命じた。

  FCAの執行・市場統括を担当するマーク・スチュワード氏は11日の電子メールでの声明で「ステーリー氏はCEOに求められ、期待される注意義務基準を破り、バークレイズの内部告発手続きの信頼感を損なうリスクを冒した」と指摘。「内部告発者は金融サービスセクターにおける悪い慣行や不正を明らかにする上で極めて重要な役割を果たす」と説明した。

  今回の罰金額はFCAが個人に科したものでは3番目に大きい。FCAは先月、ステーリーCEOの行動が誠実性を欠いていたとまでは言えないとの見解を示したことから、ステーリー氏がトップの座を失う事態は回避された。

  ブルームバーグのデータによると、罰金額はステーリーCEOの2016年報酬の約15%に相当する。バークレイズは別の発表資料で、同CEOの16年ボーナスの50万ポンド削減を表明。同CEOは「私がこの問題に個人的に関与したのは不適切だったと一貫して認識している」とコメントした。

原題:Barclays CEO Fined About $870,000 on Whistle-Blower Incident (2)(抜粋)

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