ボラティリティ-復活も株式は魅力的、リターンの源泉拡大を-UBS

  • 株式は力強さを継続、ただリスクには慎重な対応が必要
  • 現金に飛び乗る時期ではない-ヘーフェルCIOらストラテジスト

今年に入り株式市場にはボラティリティーが戻ってきたが、これは居心地の良い時間が終わりつつあることを意味しているのではない。ただ、投資家はリスクへのエクスポージャーをしっかり認識しておく必要がある。

  スイスの銀行UBSグループは10日のリポートで、リターンの源泉を広げてポートフォリオを多様化し、株式市場の下振れに対するエクスポージャーを調節することを顧客に推奨。リスクが高めのクレジットや過剰な外貨保有を回避する手段を探すことも促した。

  グローバル最高投資責任者(CIO)のマーク・ヘーフェル氏が率いる同行のストラテジストらは、「高まるリスクや正常化したボラティリティーは、投資が魅力的なものではなくなった、あるいは投資家はマイナスのリターンを覚悟すべきだということを意味してはいない」と指摘。「世界の成長はなお良好で企業収益の伸びも力強く、株式市場のバリュエーションは現金や債券と比較して魅力的な状態が続いている。つまり、株式に投資しているなら短期的に報われる公算がかなり大きく、長期ではその可能性が非常に高い」との見方を示した。

  UBSは株式と債券は負の相関関係が続くものの、周期的に変化するとみている。このため同ストラテジストらは、これら2つの資産クラスとの相関性が低いアプローチを推奨。特にヘッジファンド、スマート・ベータ・ポートフォリオのほか、アップサイドのエクスポージャーでダウンサイドを相殺するようなヘッジを同行は選好している。

  さらに、ボラティリティーの上昇や世界の金利環境の変化を理由に、高リスクの債券や為替の大きなエクスポージャーを伴わない収益源をUBSは推奨。「現金に飛び乗る時期ではない」とストラテジストらは付け加えた。

原題:Volatility’s Back, But UBS Urges Investors to Stick With Stocks(抜粋)

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