IMF:アルゼンチン支援の協議、早急な取りまとめ目指す

  • ドゥホブネ財務相がIMF専務理事や米財務次官と相次ぎ会談
  • BIS信用枠の活用受けてペソは反発-トレーダーは一時的と予想

国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は10日、通貨安に見舞われているアルゼンチンについて、経済への信頼回復を支援する信用枠の設定をめぐり、同国との協議を早急に取りまとめたい意向を表明した。

  ラガルド専務理事は同日、アルゼンチンのドゥホブネ財務相が率いるチームとワシントンで会談。IMFはその後、同国がハイアクセス・スタンドバイ取り決め(SBA)を希望していることを明らかにした。同財務相はIMF西半球局の当局者や米財務省のマルパス次官(国際問題担当)とも会談した。

  ラガルド専務理事は「ドゥホブネ財務相との会談は、アルゼンチン政府の経済課題と計画を財務相が再確認し、同国経済の重要な取り組みをIMFが最良な形で支援できるようにする方法を私が聴くためのタイムリーな機会となった」と指摘。「アルゼンチンのこれまでの改革に対する強い支持を強調するとともに、IMFから同国政府への支援継続の用意を表明した」と説明した。

  アルゼンチンは8日、IMFに信用枠設定を要請。ドゥホブネ財務相は声明で、IMFとの協議が続いている間は、同国が求める合意の条件などについて話すつもりはないとコメントした。

  アルゼンチン・ペソは10日、4営業日ぶりに上昇。同国中銀が国際決済銀行(BIS)との20億ドル(約2200億円)の信用枠を活用したとの前日遅くの発表を受けたもので、ペソはブエノスアイレス市場で0.1%高の1ドル=22.71ペソを付け、100年債利回りは13ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し8.12%となった。

  ただトレーダーは、10日のアルゼンチン市場の反発は一時的なものにとどまる可能性があるとし、スタンドバイ取り決めに関する詳細に乏しいことを理由に挙げた。アルゼンチン政府はさらに、16日に短期の中銀債務約6740億ペソ(約3兆2500億円)の満期を控えている。

Major Debt Burden

Argentina faces over $111 billion in payments over the next 10 years

Note: Argentina has debt maturities up until 2117, when it will finish paying century bond

Source: Bloomberg

原題:IMF Seeks ’Rapid Conclusion’ With Argentina Amid Credit Talk(抜粋)

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