米のキューバ渡航制限厳格化、クルーズ船各社に思わぬ追い風に

クルーズ船運営各社はトランプ氏が米大統領に選ばれて数カ月の間、就航から日が浅いキューバ路線がトランプ氏につぶされることを心配していた。オバマ前大統領がキューバ渡航制限を解除したが、トランプ氏がこれを覆す意向を表明していたため、有望な成長機会が脅かされていると業界は受け止めた。

  しかし興味深いことに、トランプ政権が昨年11月に対キューバ政策を転換して新規制を導入したことは、逆にクルーズ各社への追い風になった。

  新たな規則では、キューバ政府とつながりがある多数の現地ホテルやレストランの利用が禁じられ、船内で食事や宿泊施設を提供するクルーズ船会社に理想的な状況を生んだ。

  カーニバル、ノルウェージャン・クルーズラインロイヤル・カリビアン・クルーズはいずれも、トランプ政権の新規制発表後にキューバ便の本数を増やした。

  世界最大の運営会社カーニバルは10日、5隻を使って新たにキューバ行き23便を投入することを発表。ハバナを訪れるクルーズでは最大となる定員3000人の客船「カーニバル・サンシャイン」も含まれるという。

原題:Trump Cuba Crackdown Brings Surprising Windfall to Cruise Lines(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE