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ドルとの「決別」訴えるプーチン大統領、ロシア中銀の行動と矛盾

  • ロシア中銀、外貨準備に占めるドルの割合が46%に上昇-ユーロ低下
  • 「ドルが独占する状態は不安定で危険」-プーチン氏が主張
プーチン大統領

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Photographer: Akos Stiller/Bloomberg
プーチン大統領
Photographer: Akos Stiller/Bloomberg

米国の制裁強化に苦しむロシアのプーチン大統領は、ドルの使用を減らしたい意向を示した。だが、ロシア中央銀行は全く正反対の行動を取っている。

  大統領として4期目の就任式を終えたプーチン氏は8日、ロシアの「経済的な主権」を強化するためにはドルとの「決別」が必要だと議会で主張。とりわけ最近の制裁と、政治的な動機に基づくと同氏が指摘する貿易の制限を理由に挙げた。

  「ドルが独占する現状は多くにとって不安定で危険だということは、世界中で明らかだ」と述べ、「ロシアは金や外貨準備を多様化させつつある。これをさらに進める」と続けた。

  ロシア中銀が発表した最近のデータは、全く別の現実を示す。外貨準備に占めるドルの割合は2017年に約46%で、前年の40%強から上昇。一方、ユーロの割合は約22%と、前年の32%余りから低下。ユーロは09年に43.8%だった。外貨準備は4月で4599億ドル(約50兆3000億円)相当で、14年以来の高水準。

Dollar Addict

Bank of Russia has been boosting share of U.S. currency in reserves

Source: Bank of Russia Annual Reports, data as of Jan. 1 each year

原題:Putin Wants to ’Break’ With the Dollar But Dumps Euros Instead(抜粋)

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