米朝首脳会談、6月12日にシンガポールで-トランプ大統領が発表

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  • 北朝鮮は拘束していた米国人3人を9日に解放した
  • シンガポールは高レベルの外交イベントを開催した実績ある

トランプ米大統領は6月12日にシンガポールで北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と会談すると、10日にツイッターで明らかにした。

  同大統領は「大いに期待されている金委員長と私との会談は、6月12日にシンガポールで実現する」とツイート。 「世界平和のために2人で努力し、非常に特別な瞬間にしたい!」と続けた。

トランプ米大統領:2017年5月1日、ホワイトハウス

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  平壌からほぼ5000キロ南に位置するシンガポールは、米朝両首脳にとって中立的な土地だ。シンガポールは米国と安全保障上の協定を結んでいるほか、北朝鮮大使館もあり、中国との関係も深い。

  高レベルの外交イベントの準備を短時間で整えた実績もある。2015年には習近平中国国家主席と馬英九台湾総統(当時)との歴史的な会談の舞台となった。金委員長としては就任以降で最も遠い外遊先となり、北朝鮮側が譲歩したと受け止められる可能性がある。

  トランプ大統領は北朝鮮の核兵器放棄と弾道ミサイルプログラムの停止について、金委員長から同意を取り付けることを期待している。米情報当局は北朝鮮が米国への核攻撃を実行できる能力を手にする寸前だと警告している。

  トランプ大統領は昨年には金委員長を「小さなロケットマン」と揶揄(やゆ)するなど対決姿勢を前面に打ち出していたが、今年3月には首脳会談に同意。以来、両国の公でのやり取りは関係改善を示している。トランプ大統領は北朝鮮の核実験停止をたたえ金委員長を「高潔な人物」と称賛し、合意への楽観を示している。

  金委員長は拘束していた米国人3人を9日に解放し、首脳会談への障害の一つが取り除かれていた。トランプ大統領は米東部時間10日午前3時前にワシントンに到着した元人質たちを出迎え、解放に応じた金委員長に謝意を表明。同日中に首脳会談の予定を発表した。

米朝首脳会談はシンガポールで開催とトランプ大統領が発表

(出所:Bloomberg)

原題:Trump to Meet With North Korea’s Kim on June 12 in Singapore(抜粋)

(人質解放などについて追加します.)
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