米ウェルズ・ファーゴ:ROE目標を引き上げ-減税や金利上昇で

  • 投資家への利益還元率、最大80%を目指すと表明
  • 2018年の純金利収入は「比較的安定」との見通し

米銀ウェルズ・ファーゴは利益率の目標を引き上げた。同行は近年の不祥事を乗り越えて成長できることを、投資家に示そうと努めている。

  ウェルズは10日、投資家向け会議を開催。事前に準備された発表資料によると、向こう2年における年間の株主資本利益率(ROE)について12-15%との目標を示した。過去2年間は、11-14%との目標を設定していた。今回の目標には、法務関連や是正措置に備えた引当金は含まれていない。そうした費用は過去3四半期にわたり利益の重しとなっている。

  ウェルズでは経営上の問題から事業に影響が出ているが、それでも減税や金利上昇に助けられ、他行のように純利益を拡大できそうだ。JPモルガン・チェースの1-3月(第1四半期)は利益が過去最高となった。

  ウェルズはまた、投資家への利益還元率についてレンジの上限を引き上げた。同行は「長期的」に配当と自社株買いにより利益の55-80%を還元することを目指すと説明。16年に示した目標レンジは55-75%だった。

  2018年の純金利収入については「比較的安定」と予想。見込まれる金利上昇分の一部は預金者に回されるためと説明した。

原題:Wells Fargo Boosts ROE Target on Tax Cuts, Rate Increases (1)(抜粋)

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