英政府と日立、原発2基の新設プロジェクトで本格的な交渉入り

  • 英側が必要な借り入れ全額の債務保証を日立側に提示したと毎日新聞
  • 「国の関与がなければ資金調達はほぼ不可能」とグロス氏
Photographer: Luke MacGregor/Bloomberg

英政府と日立製作所は、英国で同社が進める原発2基の新設プロジェクトを巡り本格的な交渉に入った。

  メイ英首相が先週の日立首脳との会談で、ウェールズでの原発新設プロジェクトに必要な借り入れの全額を債務保証する案を日立側に提示したと9日付の毎日新聞が報じた

  インペリアル・カレッジ・ロンドンのロバート・グロス氏は「何らかの国の関与がなければ、原発新設の資金調達はほぼ不可能だ」と指摘。入札形式でなく非公開案件のため透明性を欠き、「日立との取引を巡る批判を英国政府がどうかわすか」見えにくいと語った。同氏は英国エネルギー研究所(UKERC)の共同ディレクターを務めている。

  英民間企業・エネルギー・産業戦略省は、原子力発電が国家のエネルギーの将来にとって極めて重要な要素だとしながらも、個別業者との交渉には言及しなかった。日立の広報担当者は、中西宏明会長とメイ首相との3日のロンドンでの会談についてコメントを控えている。
    

U.K. Energy Mix

Nuclear is more than a fifth of power supplies

Source: U.K. government 2017 statistics

原題:Hitachi, U.K. Negotiating Nuclear Deal Echoing EDF’s Hinkley(抜粋)

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