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トップ開けずに走ろう-アストン・マーティン「DB11ヴォランテ」

  • 印象はトップを全開にした時と閉じた時とで大きく異なる
  • 大きく美しい「ヴォランテ」は信頼性と安定性を兼ね備える車

アストン・マーティンが昨年発売した「DB11」は、現在出回っている中で最も美しい車ではないかと多くに言わしめたクーペだ。そのコンバーティブル・モデルの「DB11ヴォランテ」を試乗した印象は、帆布のソフトトップを全開にした時と閉じた時とで大きく違う。

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「DB11ヴォランテ」

Photographer: Hannah Elliott/Bloomberg

  トップを閉じた状態では、自家用ジェットのようなインテリアのぜいたくさが前面に出る。幅広いダッシュボード、厚手のレザーを用いたシートなど、何もかもがリッチな印象だ。

  トップを開いても、もちろん良い車には違いないのだが、極めて小さな後部座席の上にあり、ワイドで低いボディーを覆っていたトップがなくなると、アストン・マーティンが大変な努力をして作り上げ、守ってきたラインが台無しになってしまう。よって、オープンカーとして運転するのはお薦めできない。

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503馬力のV型8気筒エンジンを搭載

Photographer: Hannah Elliott/Bloomberg

  ヴォランテの実力面はどうかと言えば、アクセルを踏むたび感じるスリリングなパフォーマンスを否定できる人はまずいない。DB11クーペと同じ503馬力のV型8気筒エンジンを搭載し、速さと剛健さを兼ね備える。静止状態から4秒で時速62マイルに達する。

  8速自動変速機や複数の運転モード(GT、スポーツ、スポーツプラス)の持ち味を十分に試すため、筆者はカーブの多いエンジェルス・クレスト・ハイウエー(カリフォルニア州)をヴォランテに走らせた。他のスポーツカーを追い越す際も余裕が感じられ、スピードが増せば増すほど、タイトなステアリングやハンドリングのスムーズさが実感できる。アクセルを踏むごとに聞こえるエンジンのうなりも心地よい。

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「ヴォランテ」のシートアレンジ

Photo: Aston Martin

  大きく美しいDB11ヴォランテは、信頼性と安定性を備え、運転していて楽しい車だ。ただ一つ、トップを閉じて走ることだけは忘れずに。

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