米AT&T:コーエン氏と契約していた-大統領の税制方針探るため

  • コーエン氏は起用した数人のコンサルタントの一人だとAT&T
  • 反トラスト法執行や法人税改革に関する政府方針を知りたかった

米AT&Tは昨年、トランプ政権が反トラスト法(独占禁止法)執行や法人税改革などの問題をどう処理するかについて助言を得るため、大統領個人の顧問弁護士、マイケル・コーエン氏が創設した会社を起用した。ブルームバーグが入手した社内電子メールで明らかになった。

  9日にAT&Tが米従業員に送付した電子メールによれば、コーエン氏はトランプ大統領の考えを知るために起用した「数人のコンサルタント」の一人だった。これらのコンサルタントは連邦通信委員会(FCC)の「規制改革」など「多様な政策問題」を扱っていた。AT&Tはこの電子メールの真偽について異議を唱えなかった。

  AT&Tとコーエン氏のつながりが明らかになったのは、ポルノ女優「ストーミー・ダニエルズ」として知られるステファニー・クリフォードさんの代理人であるマイケル・アベナッティ弁護士が、コーエン氏の会社に支払いをした企業の1社としてAT&Tを挙げたためだった。コーエン氏は2016年大統領選挙の直前にクリフォードさんに、大統領との性的関係の口止め料として13万ドル(約1420万円)前後を支払ったとされている。

  アベナッティ弁護士によれば、AT&Tは昨年末ごろにコーエン氏に対し、5万ドルずつ計4回支払った。同社は発表資料で、コーエン氏とのコンサルティング契約は17年の早い時期に始まったと説明しており、このほかにも支払いがあったことを示唆した。従業員に宛てた電子メールは支払いの金額については言及していなかった。同社は昨年12月にコーエン氏の会社との関係を解消したとしている。

  AT&Tの9日終値は1%安の31.40ドル。

原題:AT&T Says It Hired Cohen for Trump’s Views on Tax, Antitrust (1)(抜粋)

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