テスラは取締役会刷新を-株主代表CtW、3人再選に反対票呼び掛け

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Photographer: David Paul Morris

電気自動車メーカー、米テスラの株主を代表するアクティビスト(物言う投資家)のCtWインベストメント・グループは、テスラは黒字化路線から外れたと批判、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が率いる取締役会に対して大幅な入れ替えを求めた。

  テスラ株を保有する労組系年金基金と運用に携わるCtWは、6月5日のテスラ年次株主総会で改選が予定されている取締役3人の再選に反対している。CtWは、プライベートエクイティ投資家でテスラの筆頭社外取締役のアントニオ・グラシアス氏、テスラCEOの弟キンバル・マスク氏、21世紀フォックスCEOを務めるジェームズ・マードック氏の再任に反対票を投じるよう、株主に促した。

  CtWのエグゼクティブディレクター、ディーター・バイゼネッガー氏は、米証券取引委員会(SEC)に9日届け出た書簡で、「テスラは重要な生産マイルストーンを達成できておらず、その結果、これまでの黒字化に向けた進展を大きく後退させた」と指摘。「だがテスラは独立性が高く効果的な取締役会リーダーシップの必要性を認識するどころか、進化のなさを象徴する取締役3人を再任しようとしている」と続けた。

  テスラの広報担当者のコメントは得られていない。9日の米市場でテスラ株は一時1%上昇したあと伸び悩み、米東部時間正午過ぎ現在では前日とほぼ変わらず。

  バイゼネッガー氏は、テスラを「環境という使命の下で成功したイノベーター」と称賛する一方、同社が今後も成功を維持できる見込みは「これまでになく薄く」 、取締役会は「より野心的な勝負に出る」必要があると主張した。

  CtWはこの書簡で、マスク氏のぶっきらぼうな対応が批判を呼んだ先週の決算電話会議や、カリフォルニア州の組立工場で浮上した安全問題、自動運転支援システムとの関与が指摘されている死亡事故、ソーラーシティー買収を巡る訴訟など、一連の懸念事項に言及している。

原題:Tesla Urged to ‘Raise Its Game’ as Activist Seeking Shake-Up (1)(抜粋)

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