原油価格が3年ぶり高値、米国がイラン産原油の購入削減要求で

  • トランプ大統領、アジアや欧州に半年以内のイラン原油購入減少要求
  • WTI原油は71ドル、ブレント原油は77ドルを一時超える

9日の市場で、原油価格が約3年ぶりの高値に上昇した。米国がイラン産原油の買い手に対し6カ月以内に取引を縮小するか、そうでなければ厳しい制裁を科すと迫ったことが背景にある。

  米国のイラン核合意離脱による全体的な影響は現時点で不透明だが、対イラン包括的制裁の再導入でイランの原油輸出は減少に向かうとみられている。米財務省は制裁再導入の意図についてイランの原油販売を抑え込むことだと説明し、購入を「大幅に」減らした国にのみ制裁を免除する考えを示した。

  

Biggest Customers

Iran ships most of its oil exports to Asia, Turkey and Europe

Source: Bloomberg tanker tracking

Note: Average from November 2017 to April 2018

  ブルームバーグがまとめたタンカー追跡データでイラン産原油6番目の買い手である日本は、米国の制裁免除を求めると明らかにした。その他の大口購入国はまだ対応方針を示していないものの、三菱UFJフィナンシャル・グループは中国やインド、トルコなど米国の措置に反対する国々は購入継続を模索する可能性があるとみている。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物6月限は9日、一時3.1%高の71.17ドルまで上昇。ロンドンICEの北海ブレント7月限も3.1%高の77.20ドルを付けた。

原題:Oil Rises as Trump Tells Buyers to Cut Back on Iranian Crude(抜粋)

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