ロシア新興財閥がコーエン氏企業に送金-ポルノ女優の代理人が主張

  • 「ベクセリベルク氏の投資ビークルがコーエン氏口座に50万ドル送金」
  • 「ノバルティスとAT&Tも口座に送金」と代理人アベナッティ氏

ロシアの新興財閥と結び付きのある会社が昨年、トランプ米大統領の個人弁護士マイケル・コーエン氏がポルノ女優「ストーミー・ダニエルズ」として知られるステファニー・クリフォードさんに大統領との性的関係の口止め料として13万ドル(約1420万円)前後を支払った際に利用した会社に50万ドルを送金していた。クリフォードさんの代理人、マイケル・アベナッティ弁護士が明らかにした。

  同弁護士は8日、この送金や複数の企業の関わりなどを含む新たな事実をツイッターへの投稿で明らかにし、大統領のチームは不意を突かれた形となった。

  アベナッティ弁護士によれば、疑惑の資金443万ドルのうち一部はAT&Tとノバルティス子会社からのものだった。AT&Tはその後間もなく、コーエン氏に対し昨年の遅い時期に、トランプ政権に関する分析の代金としてコンサルティング手数料を支払ったことは事実だと認めた。

  アベナッティ弁護士が指摘した資金の流れは、コーエン氏が大統領選直前の2016年10月にファースト・リパブリック・バンクに開設した口座を経由していた。口座開設後間もなく、ロシアの新興財閥でプーチン大統領とつながりがあるビクトル・ベクセリベルク氏が起点となって「この口座にかなりの額の資金が送金され、そこからコーエン氏が」クリフォードさんに支払ったと同弁護士は説明。コーエン氏の会社への送金はベクセリベルク氏の会社レノバ・グループの投資ビークル、コロンバス・ノバからのものだったとした。

  自らを運用会社だとするコロンバス・ノバは8日、トランプ氏の大統領就任後、不動産などのベンチャーへの投資資金源について相談するためコーエン氏を雇ったとした。また、同社を所有し経営権を握っているのは全て米国人だと発表資料で説明した。

  アトランティック誌の記者ナターシャ・バートランド氏のツイートによれば、コーエン氏の弁護士スティーブ・ライアン氏は、ベクセリベルク氏からの50万ドルについて議論するつもりはないとした上で、「あなたが使っている簡略表現は理解できるが、これは支払いではなかった」と述べた。

  CNNは8日、モラー特別検察官のチームがコーエン氏の口座への支払いについて、ベクセリベルク氏を聴取したと伝えた。

原題:Russian Oligarch Tied to Trump’s Lawyer in Stormy Bombshell (3)(抜粋)

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