1-3月期GDPは9四半期ぶりマイナス成長も、個人消費低迷

  • エコノミスト調査の予想中央値は、前期比0%、前期比年率0.1%減
  • マイナス要因集中、4-6月期は持ち直し-日本総合研究所の根本氏

1-3月期の実質国内総生産(GDP)は、9四半期ぶりのマイナス成長と予想されている。悪天候で個人消費が低迷し、輸出も減速した。

  ブルームバーグ調査によるエコノミストの予想中央値は、前期比0%、前期比年率0.1%減(9日夕時点)と小幅ながらマイナスを見込む。マイナス成長は2015年10-12月以来。

  昨年10-12月期は1989年1-3月期以来28年ぶりの8期連続プラス成長だった。ただ1月以降、天候不順により野菜が高騰したほか、レジャー支出が減少し、消費を下押しした。円高や米中の貿易摩擦など懸念材料も浮上し、輸出も伸び悩んだ。

  日本総合研究所の根本寛之研究員はブルームバーグの電話取材に「さまざまなマイナス要因が集中した」との見方を示した。特に住宅投資が足を引っ張ったという。ただ消費と外需の基調は崩れておらず「4-6月以降持ち直してくる」とみている。

マイナス成長も

出所:内閣府、ブルームバーグ調査

  明治安田生命保険の小玉祐一チーフエコノミストも「今のところ一時的な減速だ」とみる。米国や欧州の景気は堅調で「景気回復基調は崩れないと思っている。引き続き輸出主導で回復が続く」としている。

  一方、 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の戸内修自シニアマーケットエコノミストは2日付リポートで、輸出主導で堅調だった電子部品などで生産の下振れが顕著となっており、「輸出動向にも今後は注意が必要」と分析した。需要が想定以上に弱く、3月の統計から「在庫積み上がり局面に位置している」とみられるという。

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