中国の小米IPO、企業評価巡り下がる目線-目論見書で見直しの動き

  • 当初は1000億ドルの価値、IPO規模はアリババ以来の大きさとの声
  • 小米の評価は600億-700億ドルの公算がより大きいようだと関係者

中国のスマートフォンメーカー、小米が香港で予定する新規株式公開(IPO)で、高いバリュエーションを巡り疑念が広がり始めた際、投資家は先週提出された597ページに上る目論見書を吟味し終えてすらいなかった。

  小米のIPOに近い関係者は同社の価値が1000億ドル(約10兆9000億円)と評価され、IPO規模は少なくとも100億ドルに達するとの見方を示し、世界のIPOとしては4年前にニューヨークで実施したアリババ・グループ・ホールディング以来の大きさとなる可能性があった。

  だが、投資家が先週、小米の実績に目を通した途端、バリュエーションを巡り新たな数字が広がってきた。小米の評価は600億-700億ドル程度になる公算がより大きいようだと、過程が公になっていないとして匿名を条件に話した関係者は明かす。

  潜在的な投資家が1000億ドルとの当初の数字に尻込みしているのか、バンカーや経営幹部が期待を抑えて上場初日の値上がりを大きくしようとしているのか定かではない。

  設立から8年を迎える小米のバリュエーションはIPOを前に推定300億ドルから1000億ドル超と幅がある。明らかなのは、これは小米の事業を巡る混在したメッセージが一因だということだ。スマホ販売が売上高の70%を占めるが、共同創業者の雷軍氏は小米にとって真の目標は広告やオンラインゲームで収益を得るインターネットサービス企業になることだと訴えている。

  香港科技大学の尤海峰教授(会計学)は、「小米はまだ、多くのビジネスを抱える新興企業であり、投資家は十分に理解していない」と指摘。「不確定要素が大きく、企業が過大評価される可能性はその分高くなる」と述べた。

原題:Xiaomi Investors Nudge Valuation Outlooks Lower for Hyped IPO(抜粋)

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