サウジ:米国によるイラン制裁の影響を「緩和する」準備ある

米国がイラン核合意から離脱したことを受け、サウジアラビアは石油輸出国機構(OPEC)の他の加盟国と共に、原油市場への影響の「緩和」に取り組むと約束した。

  声明はサウジが増産するかどうか言及していないが、新たな制裁でイラン産原油は生産の約25%に相当する日量最大100万バレルが妨げられる可能性がある。これによりサウジがこの差を埋める余地が生まれる。

  国営サウジ通信は8日、エネルギー省担当者が発表した声明を引用し、「供給不足の影響を緩和するため、サウジはOPEC加盟および非加盟の主要産油国や消費国と協力するだろう」と報じた。

  ムニューシン米財務長官は記者団に対し、米国が石油供給を拡大する用意があるさまざまな当事者と多様な対話を交わしたと説明。制裁に伴い原油相場が一段と上昇するとの予想に否定的な見解を示した。

  エナジー・アスペクツ(ニューヨーク)のストラテジスト、ヤセール・エルグインディ氏は顧客向けリポートで、「サウジエネルギー省の声明は一般的なものだった。政策転換を意味するものではなかった」と指摘。「供給に大規模な影響が出始めた場合に限り、サウジと協調する各国は対応するだろう。現在の政策は引き続き原油在庫を、より『通常』の水準に戻すことを目指している」と述べた。
  
原題:Saudi Arabia Ready to ‘Mitigate’ Impact of Iran Oil Sanctions(抜粋)

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