ドイツ証:日本で調査部門の幹部2人退社へ、離職者続く-関係者

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ドイツ銀行グループの日本の調査業務で、チーフエコノミストなど幹部2人が退社することが分かった。複数の関係者が明らかにした。

  関係者が内部情報だとして匿名を条件に語ったところによると、田中泰輔チーフ為替ストラテジストと松岡幹裕チーフエコノミストが退職する見通しだという。両氏はともにマネジングディレクターを務めている。

  ドイツ銀グループでは日本などで人材流出が相次いでいる。外国為替営業部長だった大西知生氏、外為営業を担当していた寺田八大氏が退社したほか、関係者によれば、外為セールスでも2人が3月以降に退職したという。

  グローバル・マーケッツ統括本部の森田茂樹債券為替本部長はブルームバーグの取材に対し、「ドイツ証券は国内外のFX市場に引き続き強くコミットしており、市場の構造が変化する中で、顧客ニーズに合わせたサービス体制を今後も強化していく」と述べた。

世界の各地域で

  米国では長くヘッジファンド関連事業を率いてきたバリー・ボーサノ氏が退社することになった。8日の行員向け文書で明らかになった。また、米国の人員を約20%削減することを検討していることも分かっている。日本以外のアジア地域では、香港と中国のセールスヘッドでマネジングディレクターだったポール・ウォン氏ら幹部2人が4月までに退社した。

  同時にドイツ証では採用も行っている。吉次厚子広報担当によれば、みずほ証券から5月に外国株式営業で松本敏英氏を起用、また大和証券から綾田純也アナリストを採用した。綾田氏は3月からテクノロジー調査チームを率いている。

  ドイツ証幹部らは田中、松岡両氏を含む個人の退職についてはコメントしないと述べた。また両氏に電話取材を試みたが、コンタクトは取れていない。

英語記事:Deutsche Bank Senior Researchers Are Said to Leave Japan Arm (1)

(第4段落以降にドイツ銀幹部のコメントなど追加しました.)
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