ポンペオ米国務長官、北朝鮮に到着-トランプ・金氏の首脳会談準備へ

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  • ポンペオ長官は北朝鮮の金英哲朝鮮労働党副委員長と会食
  • 昼食に先立ち米朝首脳会談で想定される議題などについて協議

ポンペオ米国務長官は9日、北朝鮮に到着した。トランプ米大統領と金正恩朝鮮労働党委員長の首脳会談の準備に当たる。

  トランプ大統領はイラン核合意からの米国の離脱を発表した際に、ポンペオ長官を北朝鮮に派遣したことを明らかにした。同長官の訪朝はここ数週間で2回目。

ポンペオ米国務長官と金正恩朝鮮労働党委員長(4月に平壌で)

フォトグラファー:ゲッティイメージズ経由のホワイトハウス

  トランプ大統領は前政権がまとめたイラン核合意について「一方的なひどい内容、決して合意すべきではなかった」と述べた。これに対し、北朝鮮には核兵器の完全な廃棄を要求すると先に述べている。  

  同長官は午前7時49分に平壌の空港に到着。代表取材によれば、平壌のホテルで北朝鮮の金英哲朝鮮労働党副委員長と昼食を共にし、「対立を解消して世界への脅威を取り除き、北朝鮮の人々が十分享受するに値するあらゆる機会をあなたの国が持つようにするため、協力できるよう望む。難題は山積しているが、両国の首脳が成果のある会談を行えるよう取り組む上で、あなたは重要なパートナーだ」と語りかけた。

 一方、金副委員長は経済発展にあらゆる努力を集中させるのが北朝鮮の政策だと説明したという。米当局者によれば、昼食に先立ち米朝首脳会談で想定される議題などについて協議した。

  ポンペオ長官は北朝鮮に向かう途中に記者団に対し、復活祭の週末に行った前回の訪朝では米朝首脳会談の「基本的な枠組み」と基本原則が協議の対象だったと説明。それ以降の議論は「首脳会談の議題の大まかな内容に狙いを定めたものだ」とし、「両首脳による会談の成功に向けた枠組み」を確立したい考えを示した。
 
  金正恩朝鮮労働党委員長による象徴的な意思表示の1つになるとみられるのは、北朝鮮に拘束されている米国人3人の解放だ。トランプ大統領はポンペオ長官の任務リストの中でそれが優先事項である可能性を示唆し、解放されるかどうか「間もなく分かるだろう。そうだとしたら素晴らしいことだ」と述べた。

北朝鮮に拘束されている米国人3人

写真家:アン・ヨンジュン/ AP写真

原題:Pompeo Lands in North Korea to Discuss Summit, U.S. Prisoners(抜粋)
Pompeo Told N. Korea to Work Together to Resolve Conflict

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