ウォール街の就職に役立つか、仮想通貨の経験語る応募者増える

ウォール街に就職したい応募者が自らを売り込むため使う最新の手は、仮想通貨を扱った経験を語ることだ。クオンツやアルゴリズム取引のトレーダーらは雇用市場での自分の価値を高めるため、仮想通貨に絡む自らの経験を強調する傾向があると、人材あっせん会社セルビー・ジェニングスが指摘した。

  こうした職種での紹介を主に手掛ける同社のベン・ホドジック氏によると、履歴書全体の把握は難しいものの、同氏が目にした今年これまでの履歴書の5-8%程度に仮想通貨に関する経験への言及があった。昨年は2%前後だったという。

  「ここ1、2年に仮想通貨市場に注目し手を出してみた人は多い。組織や投資銀行の一員として関わったわけではない」と、同氏がインタビューで述べた。

  もっとも、変動の激しい仮想通貨市場に対してウォール街は総じて慎重だ。ゴールドマン・サックス・グループはデリバティブ(金融派生商品)を中心に限定的なビットコイン取引業務を開始しようとしているが、例外的だ。

  つまり、仮想通貨の経験が役立つ職は、求職者が考えているほど多くないということだ。今のところは他の候補者に差を付けるため、あるいは面接での会話の糸口として、使えるくらいだとホドジック氏は述べた。

原題:Crypto Experience Rising on Resumes of Wall Street Applicants(抜粋)

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