サウジ:OPECは原油在庫の5年平均への抑制を目標にはしていない

  • 過去5年平均水準は供給過剰によって膨らんでいる-ファリハ石油相
  • OPECの目的は原油市場に再び安定をもたらすこと-同相

サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は、世界の原油在庫を過去5年平均水準に抑制することが石油輸出国機構(OPEC)による減産の目標ではなく、市場を安定させるという目的は依然として達成できていないとの見解を示した。

  ファリハ・エネルギー相は東京で7日、原油在庫の過去5年平均は2014年以降の供給過剰によって膨らんでいると指摘。OPECによる減産の目的は原油市場に均衡をもたらすことだと述べ、投資の減少が将来の供給不足につながる可能性を懸念していると付け加えた。

  同相は、石油業界は16年当時と比べると良くなっているが、「われわれがあるべき状況には至っていないと感じていることは確かだ」と説明。その上で、「市場のエネルギー需給の安定を回復させる方向に向かっていると思う」と述べた。

  OPECとロシアなど協調する産油国は、世界の原油市場の供給過剰がほぼ解消され、原油価格が14年以来の高値に達した後も減産を継続することを決定したもようだ。世界最大の原油輸出国であるサウジは、世界の石油会社に将来の供給確保に向け投資を増やすよう促すという新たな優先事項を達成するため、他の産油国に対して減産継続を求めている。
  
原題:Saudis Say OPEC Isn’t Targeting Five-Year Oil Inventory Average(抜粋)

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