フィデリティのムーア氏、債券市場の先行きに意気揚々-リターン期待

  • 債券利回り、そこそこのリターン得られる水準にようやく達した
  • 利回りはFOMCとカナダ中銀の利上げを織り込み済み-ムーア氏

フィデリティ・インベストメンツのファンドマネジャー、ジェフ・ムーア氏は、債券市場に対して久しぶりに意気が上がっている。

  米国とカナダの債券が売りを浴びたことで、償還期限が10年以内の債券利回りはようやく投資家がそこそこのリターンを得られる水準に上昇したと、ムーア氏は指摘。同氏はフィデリティでカナダと米国の債券500億ドル(約5兆4700億円)余りを共同運用する。

  ムーア氏は電話インタビューで、「実際、先行きに対する私の期待は過去5年間になかったほど高い」と語った。「金利上昇が価格に影響する期間もあるだろうが、この先1年、あるいは2、3年を見渡せば、こうした利回り上昇は投資家の間で債券市場への期待が高まる可能性を意味する」と説明した。

  今後1年間に米国ではあと3回、カナダでは2回の利上げを市場は既に織り込んでいると、ムーア氏は主張。利回りがさらに上昇し、価格が一段と下落するには、中銀がこれよりも速いペースで行動する必要があるだろうが、その可能性は低いと同氏はみている。

  「私には、中銀が口先介入でマーケットを上昇させる必要があるとは感じられない」と発言。「むしろ中銀はプライステーカーに近く、利上げの前にまず市場がそれを織り込むことを期待しているようだ」と続けた。

原題:Fidelity Manager Hasn’t Been This Excited by Bonds in Five Years(抜粋)

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