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Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

ドルの行方左右する30兆円超のCTA、買い戻し一巡後の動きはどっち

  • ヘッジファンドはまだドルの下落を見込むポジションを維持している
  • ドル弱気派は少なくとも自動取引による買い戻しという逆風から解放
A 2017 50 subject uncut sheet of $1 dollar notes bearing the name of U.S. Treasury Secretary Steven Mnuchin sits on display at the U.S. Bureau of Engraving and Printing in Washington, D.C., U.S., on Wednesday, Nov. 15, 2017.
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

トレンドに沿った自動取引を行う商品投資顧問業者(CTA)は大規模なドルの売り持ちをここ数週で解消し、ポジションを中立にした。これが予想外に最近ドルが上昇した一因だが、空売り筋の損切りの買い戻しが一巡した今、ここから先の上昇には暗雲がかかる。

  一方、ヘッジファンドはまだドルの下落を見込むポジションを維持している。合計で約2770億ドル(約30兆3000億円)を運用するCTAのポジションが中立となったことで、こうしたドル弱気派は少なくとも自動取引による買い戻しという逆風からは解放されたことになる。

  クオンツ調査会社ブリッジトン・リサーチ・グループの共同創業者ピーター・ハーン氏は「ドルの『強制された買い』はほぼ終わった」と指摘した。

  一方で、ドルがテクニカルな節目を突破し続ければ、CTAがさらに押し上げる可能性もある。「ドル上昇トレンドが続けば、ある水準でトレンド追随のCTAが買いを続けるかもしれない」とハーン氏は述べている。

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原題:The $277 Billion Robots Have Dropped Their Dollar Short. For Now(抜粋)

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