【今朝のニュース】ソフトバンクは「熱意冷めた」、市場の真犯人、など

孫正義氏

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

かねてウォーレン・バフェット氏を目指すと公言してきた孫正義氏率いるソフトバンクグループ。スイスの再保険会社スイス・リーと株式取得を交渉し、「オマハの賢人」の足跡をたどると見られてきましたが、頓挫したようです。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。

冷めた

ソフトバンクはスイス・リーへの出資を巡り交渉を続けていたが、「ここ数週間で熱意が冷めてしまった」と関係者が述べたと、英紙フィナンシャル・タイムズが報じた。株25%を最大約1兆円で取得することを目指していた。両社はソフトバンクが取得する株式の価格と規模、さらに孫氏がどの程度のスイス・リー経営権を得るのかについて、意見が一致していなかったと、ブルームバーグは報じていた。

赤字の理由

「オマハの賢人」も会計基準の変更にはかなわなかった。資産家バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイは、新会計基準に基づき株式投資の含み損益を純損益段階で認識する必要があるが、この影響で1-3月決算で11億4000万ドル(約1244億円)の損失を計上した。同社にとって2009年以来初の純損失。同氏は営業損益が業績を見極める上でより有効だと述べており、営業利益は前年同期比49%増加して52億9000万ドルだった。

反発

米韓首脳会談の日程が今月22日に決まるなど、歴史的な米朝首脳会談に向け着々と準備が進められる中、北朝鮮国営の朝鮮中央通信は、半島非核化に北朝鮮が前向き姿勢を示したのは、米国による制裁が背景ではないと主張した。米朝首脳会談の日時や場所は発表されていないが、韓国紙、朝鮮日報は、米朝首脳会談は6月第3週にシンガポールで開催される可能性が最も高いと報じた。

次の震源地

サブプライム住宅ローン証券の下落を見込む「世紀の空売り」に携わったことで知られるグレッグ・リップマン氏は、次に金融市場を揺るがすのは社債だとみている。ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで語った。過去10年の超低金利を生かして借り入れを増やしてきたのは企業だと指摘。個人向けローンに関連した投資は前回の危機のような打撃を免れるだろうと述べた。

真犯人

予想を上回る決算が相次いで発表されても市場はせいぜい退屈な反応を示す程度で、最悪の場合では株価が急落することもあり、株式投資家には謎となっている。企業の決算見通しがより慎重になっていることは、ある程度影響しているだろう。しかし誰も口に出さないが、言わずもがなの真犯人は債券利回りの上昇だ。流動性動向は引き続き長期的な株式投資リターンには有利だが、昨今の調整は唐突なものだった。この消化にはもうしばらく時間がかかるだろう。

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