ECBコンスタンシオ副総裁:古い時代の標準にはもう戻れない

  • 金融政策、従来型のアプローチに戻ることで有効性を保てない
  • 大規模なバランスシートの維持、幾つか利点ある-副総裁

今月で任期を終える欧州中央銀行(ECB)のコンスタンシオ副総裁は、これからのECB政策担当者らにメッセージを残した。ECB政策委員会の職務はこれまでとかなり変わったものになるだろうというメッセージだ。

  コンスタンシオ氏は4日マルタで講演し、金融危機の間に採用した非常時の政策はすっかり定着し、「古い時代の標準」に戻ることは事実上不可能だと指摘。「非常に小さいバランスシートと翌日物金利に的を絞った従来型のアプローチに戻ることで、中央銀行の金融政策が有効性を保てるとはやや考えにくい」と述べた。

  ECBのバランスシートは域内総生産(GDP)の40%以上に相当する。米当局はバランスシート縮小を進めているが、コンスタンシオ氏は「大規模な」バランスシートの維持には幾つか利点があると指摘。伝統的に中銀が操作の対象とした短期金利よりも幅広い市場金利に影響を及ぼすことができ、投資家にアクセス可能で安全な資産を提供できると説明した。

原題:ECB’s Constancio Says the Old Normal Is Gone for Central Bankers(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE