コンテンツにスキップする
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

4日の米国株は上昇、失業率低下で

更新日時
Traders work on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S., on Wednesday, Dec. 21, 2016. U.S. stocks fluctuated with the Dow Jones industrial Average failing to make progress toward 20,000 as oil erased gains and a rally in the dollar faltered in light trading ahead of the holidays.
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

4日の米株式相場は上昇。米失業率が18年ぶり低水準となったことが好感された。またドルは上昇し、米国債利回りは前日比ほぼ変わらずの水準となった。市場は米中通商協議の影響も注視している。

  • 米国株は上昇、米失業率の低下に反応
  • 米国債は10年債がほぼ変わらず-利回り2.95%
  • NY原油は続伸、70ドルに接近-イラン制裁再開を見越した買い
  • NY金は続伸、賃金の伸び悩みを材料視

  S&P500種株価指数は上昇したものの、週初からの下げを埋まるまでには至らなかった。この日はテクノロジーや金融を中心に値上がり。個別銘柄ではアップルやバークシャー・ハサウェイの上げが目立った。

  S&P500種株価指数は前日比1.3%高の2663.42。ダウ工業株30種平均は332.36ドル(1.4%)上昇の24262.51ドル。米国債市場では、ニューヨーク時間午後4時45分現在、10年債利回りが前日比1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)未満上昇の2.95%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は続伸。バレル当たり70ドルに迫った。米国の対イラン制裁再開に備える動きが進んだ。制裁再開となれば、イランからの原油輸出に混乱が生じる可能性がある。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は1.29ドル(1.9%)高の1バレル=69.72ドルで終了。終値では2014年11月以来の高値となった。ロンドンICEの北海ブレント7月限は1.25ドル上げて74.87ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続伸。雇用統計で賃金と雇用の数字が期待外れとなったことから、米金融当局が漸進的な利上げ軌道を維持するとの観測が高まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は前日比0.2%高の1オンス=1314.70ドルで終了した。

  労働省の発表によれば、4月の雇用者数の伸びは市場予想を下回ったが、失業率は2000年以来で初めて3%台に低下した。また賃金の伸びは鈍化し、労働市場になおスラックが存在することが示唆された。
 
  ウェルズ・ファーゴ・インベストメント・インスティチュートのグローバル・テクニカル/株式ストラテジスト、サミーア・サマナ氏は雇用統計について、「非常に堅調な数字だ。賃金の伸びが加速することなく、経済が必要とする雇用の改善全てを示している。賃金の伸び加速は利益率にとってマイナスだ」と指摘。「雇用統計は全てにおいて消費拡大の支援要因になり、経済はインフレが大きな問題にならずに非常に安定したペースで前進を続けるだろう。歴史的に見て、そうした環境は投資にとって極めて好ましいものだ」と続けた。

  市場は米中通商協議にも注目。両国は協議を続けることに合意したものの、重要点での不一致は解消されなかった。

原題:U.S. Stocks Rally After Jobless Rate Sinks to 3.9%: Markets Wrap(抜粋)
Crude Nears $70 With Traders on Edge Ahead of Iran Deal Decision
Gold Futures Advance as Traders Focus on Tepid U.S. Wage Gains

(第6段落以降を追加し、更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE