メイ英首相、関税政策で窮地-EU離脱妥協案に主要閣僚過半数が反対

  • 首相が提示した離脱後の関税制度案、6対5で反対が賛成上回る
  • 関税同盟残留か、合意なしの離脱か-首相は二者択一に直面も

英国のメイ首相が提示した欧州連合(EU)離脱の妥協案は、主要閣僚の過半数に反対され、首相は窮地に立たされた。

メイ英首相

Photographer: Simon Dawson/Bloomberg

  メイ首相は2日に開いた政権内の会合でEU離脱後の関税制度について2案を提示。与党・保守党内の強硬派と歩調を合わせるジョンソン外相やデービスEU離脱担当相のほか、最近就任したジャビド内相も反対し、反対が賛成を6対5で上回った。

  英政府高官は、2案とも葬り去られた様子だと指摘。別の妥協案をひねり出す時間は1週間程度しかなく、首相はEU関税同盟への残留か合意なしの離脱かという難しい二者択一を迫られるだろうとの見方を示した。

  2つの選択肢のうちいずれを首相が選んでも、与党内から反対が噴出し、政権崩壊につながる恐れがある。EU関税制度からの明確な決別を求める保守党議員の一団はこれより先、EUとの関税上の関係維持を首相が求める場合、首相への支持を取り下げると表明した。

 

原題:May in Crisis as Cabinet ‘Brexiteers’ Outgun Her on Customs Plan(抜粋)

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