スプリントが経営トップ入れ替え-1~3月契約者数は予想上回る伸び

  • クラウレ氏はスプリント会長、ソフトバンクグループCOOに就任へ
  • 1-3月期の純損益は予想外の黒字、売上高も予想上回る

米携帯電話事業者スプリントは、TモバイルUSと計画する265億ドル(約2兆9100億円)規模の合併を控え、経営トップを入れ替える。ミシェル・コンブ最高財務責任者(CFO)が5月末までに最高経営責任者(CEO)に昇格し、マルセロ・クラウレ現CEOは執行会長に就任する。同社が2日発表した。

  スプリントの携帯電話契約者数は1-3月(第4四半期)に3万9000人の純増となった。アナリストは9000人増を見込んでいた。Tモバイルも1日、通期の加入者純増数の見通しを上方修正しており、より規模の大きい同業との競争や5G通信網への投資には合併が必要だとする両社の論拠を弱める可能性がある。

マルセロ・クラウレ氏

写真:Michael Nagle / Bloomberg

  クラウレ氏はスプリント会長職に加え、親会社ソフトバンクグループの最高執行責任者(COO)とソフトバンクグループインターナショナルのCEOにも今月末までに就任する。ボリビア出身のクラウレ氏は、ソフトバンクが同氏率いる携帯端末卸売りブライトスターを買収した際、孫正義氏に起用された。

  孫氏は、2014年にダン・ヘッセ氏の後任としてクラウレ氏をスプリントCEOに指名。クラウレ氏は昨年、ソフトバンクの取締役に就任した。

  スプリントが2日発表した1-3月期決算では、純損益が6900万ドルの黒字となった。アナリストは3億4900万ドルの赤字を見込んでいた。売上高は80億8000万ドルに増加。アナリスト予想は80億ドルだった。

  2日の米株式市場でスプリントの株価は4.6%安の5.17ドルと3日続落。合併計画が独禁当局に阻止されるのではないかとの懸念で、4月30日には14%安と1年ぶりの大きな下げとなっていた。

原題:Sprint Shuffles Senior Management; Subscribers Top Estimates (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE