バフェット氏出資の中国BYD、投資家逃げ出す-時価総額約1兆円減

  • アナリストによる投資判断の引き下げ相次ぐ
  • 1-6月利益は最大83%減少する可能性-補助金減少、競争激化の中

ウォーレン・バフェット氏のバークシャー・ハサウェイが出資する中国の電気自動車(EV)メーカー、比亜迪(BYD)は、ほんの数カ月前まで世界で最も有望な銘柄に挙げられていた。だが、投資家の人気低下が著しく、時価総額は直近のピークを付けた2017年10月から90億ドル(約9900億円)近く減少した。

  2日の香港株式市場でBYD株価は前営業日比2.1%安と続落。これまで同社の投資判断を「強気」としていた2社が、「中立」相当に引き下げたことが嫌気された。ブルームバーグがまとめたデータによると、先週も少なくとも1社がBYDの投資判断を引き下げている。特定の銘柄に対するアナリストの投資判断を1(最も強気)から5(最も弱気)の五段階で示すコンセンサス指標では3.7で、およそ3年ぶりの低水準だった。

  BYDは先週、1-6月の利益が前年同期比で最大83%減少する可能性があると発表。投資家とアナリストは政府補助金の減少と競争激化のなかで同社が生き残っていけるのか、確信を失いつつある。

  バークシャーは08年9月にBYD株を1株8香港ドルで2億2500万株取得。この投資はかなりの利益を生んでいるが、長期的な投資スタイルで知られるバフェット氏はBYD株が80香港ドルを超えた昨年10月にも株式を手放さなかった。

原題:Bulls Flee Buffett’s China Investment as Shares Lose $9 Billion(抜粋)

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