きょうの国内市況(5月2日):株式、債券、為替市場

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●日本株下落、通信や不動産など内需、自動車が軟調-米イベント見極め

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  東京株式相場は下落。日本の大型連休中の米国金利動向、経済イベントを見極めたいとの姿勢が強い中、情報・通信や医薬品、不動産株など内需セクター、海外原油安を受けた石油や鉱業株が売りに押された。米自動車販売が低調だったホンダや日産自動車など自動車株も軟調。

  半面、為替の円安推移、米アップルの売上高見通しを好感した電機株の堅調は相場全般を下支え。決算内容が評価されたJT、ヤマトホールディングスの上昇なども寄与し、株価指数の下げは限定的だった。

  TOPIXの終値は前日比2.66ポイント(0.1%)安の1771.52と続落、日経平均株価は35円25銭(0.2%)安の2万2472円78銭と4営業日ぶり反落。

  いちよしアセットマネジメントの秋野充成執行役員は、「連休期間中に米国雇用統計で賃金上昇や原油高などインフレ警戒が起これば、米金利上昇による米国株安・リスクオフの円高につながりかねない。投資家はポジション縮小の動きを進めた」と言う。内需・ディフェンシブセクターの下げについては、「ガイダンスリスクで市場全体が叩き売られる場合に備えウエートが傾けられていただけに、利益確定売りが出やすい」との見方を示した。

  東証1部33業種は石油・石炭製品や鉱業、空運、不動産、輸送用機器、医薬品、陸運、情報・通信など20業種が下落。上昇はその他金融やガラス・土石製品、サービス、食料品、電機など13業種。売買代金上位では、前期純利益が市場予想に対し未達だった伊藤忠商事、4月の米自動車販売がアナリスト予想から下振れたホンダや日産自動車、営業利益計画が市場予想を下回った伊藤忠テクノソリューションズが安い。第1四半期決算は海外が堅調だったJT、今期大幅増益計画のヤマトホールディングスは高い。

  東証1部売買高は14億4603万株、売買代金は2兆4046億円、大型連休後半を前に代金は前日から16%減少。値上がり銘柄数は1218、値下がりは782だった。

●債券下落、米金利上昇と円安で売り優勢-連休中の海外イベント警戒も

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  債券相場は下落。前日の海外市場で米国長期金利が上昇して円安が進んだ流れを引き継ぎ、売りが優勢となった。日本の連休中に海外市場が大きく動く可能性に備え、これまで金利が低下してきた分の売りが広がっているとの見方も出ていた。

   長期国債先物市場で中心限月6月物は前日比1銭高の150円89銭で取引を開始し、直後に150円92銭まで上昇したものの、その後は下げに転換。午後には150円77銭まで下げ幅を広げ、結局は5銭安の150円83銭で引けた。

  バークレイズ証券の押久保直也債券ストラテジストは「米金利がやや上昇したことに加え、大型連休の後半には米中の貿易交渉や米連邦公開市場委員会(FOMC)、米雇用統計などのイベントが目白押しだ」と指摘。動意に欠ける展開の中、このところのブルフラット(平たん)化の反動が出ている面もあると述べた。連休明けに相次ぐ入札を受けてフラット化がいったん調整するかも注目点だとみている。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の350回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値と同じ0.035%で取引を開始。直後に0.5ベーシスポイント(bp)高い0.04%に水準を切り上げ、午後には0.045%に上昇した。

  新発20年物の164回債利回りは0.5bp高い0.515%で寄り付き、0.52%に上昇。新発30年物58回債利回りは1bp高い0.725%で開始後、一時0.73%を付けた。新発40年物の10回債利回りは1.5bp高い0.855%で取引された。

  中期ゾーンでは、新発2年物の388回債利回りが0.5bp高いマイナス0.14%で始まり、午後にマイナス0.135%に上昇。新発5年物の135回債利回りは0.5bp高いマイナス0.115%で開始後、マイナス0.105%と4月26日以来の水準を付けた。

●ドル・円は109円台後半、FOMC声明でインフレ評価見極め

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  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=109円台後半で推移。米金利の上昇を背景にドルが全面高となった海外市場の流れを引き継ぎ、早朝に約3カ月ぶり高値を更新。その後は米連邦公開市場委員会(FOMC)を見極めようとの姿勢が広がり、110円の節目を前に伸び悩んだ。

  午後3時5分現在のドル・円は前日比ほぼ横ばいの109円83銭。早朝に109円92銭と2月5日以来の高値を付けた後、徐々に上値が重くなり、一時は109円65銭まで値を切り下げる場面が見られた。

  外為どっとコム総研の神田卓也取締役調査部長は、米10年物国債利回りについて、FOMCで6月利上げが示唆される可能性が高く、「引き続き上昇しやすく、もう一度3%を試してくる」と予想。ドル・円に関しては、FOMC後に「110円突破も十分考えられる」とする一方、109円台後半は「日本の輸出企業もいったん売っておきたい水準」で、連休の谷間の東京市場では上値が「ちょっと重そう」と話した。

  ユーロ・ドルは同時刻現在、ほぼ横ばいの1ユーロ=1.1994ドル。前日の海外市場では1.1982ドルと1月11日以来の安値を付けた。ポンド・ドルも英製造業購買担当者指数(PMI)の下振れを受けて海外市場で一時1月12日以来初めて1ポンド=1.3600ドルを割り込み、弱含む展開となった。

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