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ウォール街より地方都市選好-アライアンス・バーンスタインも追随か

  • 従業員1000人以上がナッシュビルに移動の可能性-地元紙
  • ゴールドマンやドイツ銀も地方で業務拡充、PIMCOも

金融・資産運用の雇用の中心地としてのニューヨークの地位が崩れつつある。

  1日はアライアンス・バーンスタイン・ホールディングが本社をニューヨークのマンハッタンからカントリー音楽でおなじみのテネシー州ナッシュビルに移転する計画だとのうわさが広がった。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は、セス・バーンスタイン最高経営責任者(CEO)を含む幹部らも一緒に移ると報じた。また、ナッシュビル・ポスト紙によると、1000人以上のスタッフも加わる可能性がある。

  JPモルガン・チェースはマンハッタンのパーク街に新本社を予定しているが、大手金融機関や資産運用会社の一部はコストが比較的安い米地方都市に人材などを移転している。近年はゴールドマン・サックス・グループがユタ州ソルトレークシティーで、ドイツ銀行がフロリダ州ジャクソンビルでそれぞれ業務を拡充した。米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)は新オフィスを構える場所にテキサス州オースティンを選んだ。同社はテクノロジーに強い人材の採用と米国内でのマーケティング拡大を目指している。

  アライアンス・バーンスタインは最大30都市を候補に住宅や生活費、教育、気候を考慮しながら最終的にナッシュビルを選んだとWSJは報じた。同社は当初、本社移転のつもりはなかったものの、場所選定をするうちに方針が変わったとナッシュビル・ポストは伝えている。

  匿名の情報源とスタッフのメモを基に報じたWSJによると、コスト削減以外に移転の決め手の一つとなったのは、テネシー州の比較的安い地方税ならびに不動産税。アライアンス・バーンスタインは年内に従業員の移転を始める予定だが、資産運用担当者とプライベート顧客を対象とする事業はニューヨークに残るという。

  同社にコメントを求めたが、広報担当者のジョナサン・フリードマン氏は返答しなかった。

Moving Jobs

Wall Street snapped three years of workforce expansion in 2017 as firms relocated staff

Source: New York comptroller's office

原題:Wall Street Job Exodus Expands as AllianceBernstein’s Move Leaks(抜粋)

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