米高級車市場でもSUV人気の流れ-メルセデス好調、リンカーン不振

  • 4月はアキュラ販売台数が35%減、リンカーンも30%の落ち込み
  • 1-4月販売はダイムラーのメルセデスが首位を維持

Ford Motor Co. Lincoln Aviator sports utility vehicle

Photographer: Michael Noble Jr./Bloomberg

米国でセダンを敬遠しスポーツタイプ多目的車(SUV)を好むのは一般の消費者だけではない。高級車の買い手もクロスオーバー車を買い求める傾向にある。

  4月の米高級車販売台数ではホンダの「アキュラ」が35%減少し、フォード・モーターの「リンカーン」も30%落ち込んだ。一方、BMWとダイムラーのメルセデス・ベンツは充実したSUVラインアップに支えられ、この流れにうまく乗っている。メルセデスの販売台数はクロスオーバー「GLC」の寄与で小幅ながらも増加を達成。BMWもクロスオーバー「X3」の販売が21%の伸びを示し、全体で3.8%増えた。

German Rivalry

Mercedes, BMW and Audi grew sales in April with luxury SUVs

Source: Company statements

Note: Figures exclude Daimler's work trucks and Smart cars and BMW's Mini brand

  消費者志向の変化や競争激化を背景に、フォードはセダンやスポーツカーなどファミリーカー事業からほぼ全面的に撤退する計画を打ち出した。これより先に、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)がセダンの「ダッジ・ダート」と「クライスラー200」の生産打ち切りを発表していた。高級車市場でこうした全面的な戦略見直しを発表したブランドはないが、高級車の分野もこの流れには逆らえない状況だ。

  コックス・オートモーティブのシニアエコノミスト、チャーリー・チェスブロー氏は「こうしたトレンドがより幅広い大衆車市場だけでなく高級車市場にも浸透しているのは間違いない」と記者団に電話で語った。

  1-4月の販売ではメルセデスがBMWを8364台上回り、高級車市場で3年連続トップの座を維持する勢いを見せている。

  フォルクスワーゲン(VW)のアウディは4月の販売台数が2.1%増加。トヨタ自動車の「レクサス」は2.1%減と、上位4ブランドでは唯一減少した。

原題:Mercedes Gains, Lincoln Lags Amid ‘Breathtaking’ SUV Shift (1)(抜粋)

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