ゴールドマン、監督当局に計1.1億ドル支払いへ-外為調査で決着

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  • 対象となったのは外為部門での2008-13年の行為
  • トレーダーはチャットルームで取引の情報を共有

ゴールドマン・サックス・グループは、外国為替トレーダーが顧客の注文情報を電子チャットルームで不適切に共有し、顧客を不利な状況に置いたとの疑惑の調査を決着させるため、合計約1億1000万ドル(約120億7000万円)を監督当局に支払うことに同意した。

  ゴールドマンは、ニューヨーク州金融サービス局(DFS)と米連邦準備制度理事会(FRB)にそれぞれ約5500万ドルを支払う。また調査決着の一環として、ゴールドマン・サックス銀行USAは監督当局に内部統制とコンプライアンス(法令順守)プログラムの改善計画を提出する。

  ゴールドマンの外為部門での2008-13年の行為を記述したDFSの同意審決によれば、「トレーダー1」と表現された同部門の従業員は他行のトレーダーとチャットルームで頻繁にやり取りし、特定の大口投資家の外為市場での動きに関する情報を得ていた。また時として、ゴールドマンのトレーダーは自身の顧客が関わる取引について他のトレーダーに伝え、「サタン」とのニックネームの付いた投資家も登場した。

  08年8月のチャットでは、このゴールドマンのトレーダーは「サタンが8ユーロを17で売る」と記した。このメッセージは、その顧客が800万ドル相当のユーロ・ドル取引を特定の価格で行っていたことを意味した。

  ゴールドマンの営業担当は09年、そのトレーダーに対し、社外秘の顧客情報を他行の外為トレーダーと共有しないよう文書で警告したが、その後もトレーダーによるそうした行為は続いた。DFSによれば、この営業担当はトレーダーには警告したものの、ゴールドマンのコンプライアンスチームには懸念を伝えていなかった。

  FRBの報道担当エリック・コリグ氏はコメントを控えた。

原題:Goldman Sachs to Pay $110 Million to Resolve Forex Probes (1)(抜粋)

(情報を追加し、更新します.)
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