米国の金属関税適用猶予、EUは冷ややかな反応-恒久的な除外求める

  • 米国はEU、カナダなどへの適用を1カ月先送り
  • 中国には財務長官ら派遣、「全て片付く」とトランプ氏ツイート

トランプ米大統領が欧州連合(EU)やカナダなど同盟国5カ国に対する鉄鋼・アルミニウム輸入関税の適用を6月1日まで先送りすると発表したことについて、EUは冷淡な反応を示した。

  EUの行政執行機関である欧州委員会は電子メールで配布した声明文で、「米国の決定は、企業判断に既に影響を及ぼしている市場の不透明感を長引かせるものだ」と指摘。「これらの措置は国家安全保障という理由で正当化できず、EUはその適用から全面的かつ恒久的に除外されるべきだ」と主張した。

  一方、中国や日本、インドなどの鉄鋼・アルミ輸出業者は3月後半から米国が導入した関税を支払い続けている。ムニューシン財務長官ら政府閣僚は今週中国を訪れ、米中間の貿易問題解消に努める。ライトハイザー通商代表部(USTR)代表は金属関税適用からの恒久的な除外を求める諸国と交渉を重ねている。

  トランプ大統領は1日、他国との貿易不均衡に対処する上で米国には「大きな可能性」があるとツイート。「米国につくり出された大規模な貿易赤字に関する交渉を開始するため、代表団が中国に向かう」とし、「北朝鮮と全く同じで、現在ではなく何年も前に改善しておくべき問題だった。他の国や北米自由貿易協定(NAFTA)も同じだ。だが、全ては片付く」と言明した。

原題:Trump Extends Relief, Confusion as Allies Given Tariff Reprieve(抜粋)

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