きょうの国内市況(5月1日):株式、債券、為替市場

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●TOPIX反落、米金利一服で銀行株安い-決算失望ソニー、ヤフーも

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  東京株式相場は、TOPIXが3営業日ぶりに反落。米国で長期金利の上昇が一服し、国内インフレ期待の後退も材料に銀行株が東証1部33業種の下落率トップ。決算内容が失望されたソニー、ヤフーは大きく下げた。

  TOPIXの終値は前営業日比3.05ポイント(0.2%)安の1774.18。日経平均株価は40円16銭(0.2%)高の2万2508円03銭と3営業日続伸。

  しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹運用部長は、「米国でインフレ懸念が先週に比べ一段と高まらなかったことから、投資家がインフレ懸念で買った銀行株のポジションをFOMC前にニュートラルに戻すのは自然な動き」と指摘。また、「日本銀行によるインフレ懸念のトーンが落ちたことも短期筋が材料視し、外しやすかったのかもしれない」とも話した。

  東証1部33業種は銀行やガラス・土石製品、空運、ゴム製品、機械、電機、化学など17業種が下落。上昇は鉱業や海運、鉄鋼、石油・石炭製品、不動産、、陸運、小売など16業種。売買代金上位では、今期営業利益計画が市場予想を下回ったソニーや富士通、今期営業減益見通しのヤフー、第1四半期営業利益が小幅増益にとどまった大塚商会が安い。半面、中期経営計画の目標数値がポジティブと評価されたスタートトゥデイ、ゴールドマン・サックス証券が今期利益の上振れを見込んだ日立製作所、株主還元姿勢と自社株買いが好感されたJR西日本は高い。

  東証1部の売買高は17億7167万株、売買代金は2兆8713億円。値上がり銘柄数は818、値下がりは1198。

●債券は上昇、海外長期金利低下で買い圧力-T+1実施の影響は限定的

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  債券相場は上昇。米独の長期金利低下基調を背景に過度な金利高への警戒感が薄れたことで、先物を中心に買い圧力が掛かり、現物債利回りは軒並み下げた。一方、この日から国債取引の決済期間が売買成立の1営業日後(T+1)に短縮したが、相場への影響は限定的との指摘が聞かれた。

  長期国債先物市場で中心限月6月物は前週末比13銭高の150円77銭で取引を開始。午後には一段高の展開となり、一時は150円92銭と4月19日以来の高値を付けた。結局は24銭高の150円88銭で引けた。

  三菱UFJ信託銀行資金為替部の鈴木秀雄課長は、「米長期金利は3%を一瞬上抜けた後にいったん2.9%台前半まで戻しており、どんどん上昇していくという見方でもなくなっている」と指摘。その上で「海外金利の上昇が落ち着いた感がある中で、先週半ばまで進んでいたショートを買い戻す動きが強まっている」と言う。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の350回債利回りは、日本相互証券が公表した前週末午後3時時点の参照値より1ベーシスポイント(bp)低い0.04%で寄り付き、午後には0.035%と4月19日以来の水準まで低下した。

  超長期ゾーンも軒並み堅調。新発20年物の164回債利回りは0.51%、新発30年物58回債利回りは0.72%とそれぞれ2bp低下。新発40年物の10回債利回りは2.5bp低い0.84%を付けた。

  日銀は午前の金融調節で残存期間1年以下と5年超10年以下を対象にした長期国債買い入れオペを通知した。買い入れ額は1年以下が500億円、5年超10年以下が4500億円とそれぞれ前回から据え置かれた。オペ結果によると、応札倍率はともに前回を上回った。

●ドル・円は小幅高、原油高が下支え-FOMC見極めムードも

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  東京外国為替市場のドル・円相場は小幅上昇。イラン情勢の緊迫化などを背景にした原油高が相場の支えとなった。この日から2日間の日程で開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)を見極めようとする雰囲気も強く、上値は限定的だった。

  午後3時35分現在のドル・円は前日比0.1%高の1ドル=109円43銭。朝方に付けた109円24銭から徐々に水準を切り上げ、午後の取引終盤にかけて109円46銭まで上昇した。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%高の1147.70。

  ステート・ストリート銀行の若林徳広在日代表兼東京支店長は、ドル・円について、「イスラエルのネタニヤフ首相報道を受けてイランなどへ関心が向かい、原油価格が反応して、米インフレ上昇懸念などに注目となっている」と指摘。「日本は、ゴールデンウイーク谷間でやる気がなくひと休みの中、FOMC、RBA(オーストラリア準備銀行)、米雇用統計など盛りだくさん。109円50銭が焦点になる。109円60銭を上抜ける勢いがつけば、次は110円30銭まであると思う」と語った。

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