Photographer: Akio Kon

JT:1-3月期営業利益は1.5%減、円高が影響

更新日時
  • 営業利益減は円高が影響、アナリスト予想は上回った
  • プルーム・テックは引き続き供給能力に制約、通期販売目標変更せず
Photographer: Akio Kon

日本たばこ産業(JT)は1日、1-3月期の営業利益は前年同期比1.5%減の1468億円だったと発表した。円高が影響した。ブルームバーグが集計したアナリスト4人の営業益予想の平均1454億円をわずかに上回った。

  同期の純利益は1.4%減の1040億円、売上高は1.8%増の5151億円だった。今期(2018年12月期)の業績予想は従来の水準に据え置いた。

  同社は決算に合わせて加熱式たばこ「プルーム・テック」の全国拡販を前倒しする方針を明らかにした。2月の決算発表時点では9月を予定していたが、たばこ葉が詰まった専用のカプセル部分の製造設備を安定的に稼働できるようになったため6月4日から全国のたばこ販売店で、7月2日から全国のコンビニで販売を開始する。ただ、同社は「引き続きカプセルの供給能力に制約がある」としており、前回の決算発表時に示した2億パックの通期販売目標は変更しなかった。

  より紙巻きたばこの味わいに近い高温加熱式の新製品開発にも取り組んでおり、寺畠正道社長は決算発表資料で「今年の末もしくは来年初頭の販売開始を目指していく」方針を示した。同社の1-3月期の紙巻きたばこの販売数量は前年同期比15%減だった。

  加熱式たばこをめぐる競争は激しさを増している。これまでは国内販売で先行する米フィリップ・モリス・インターナショナル(PMI)の「IQOS(アイコス)」がシェアを独占してきたが、同社の4月19日の決算発表では日本での加熱式たばこ機器販売の伸びが予想より低調だったことが明らかになった。ブリティッシュ・アメリカン・タバコは17年10月から「glo(グロー)」の全国販売を開始している。

(3段落以降に詳細を追加します.)
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