Photographer: Yuriko Nakao

米国債の空売りに打撃も、日本のゴールデンウイーク後

  • 連休中に取引していなかった分取り返そうと日本企業は外債買い越し
  • 米10年物国債の売り越し、記録的水準に膨らむ-4月24日終了週

日本はゴールデンウイークの真っただ中だ。一般的にアジア市場が落ち着きを見せる大型連休だが、米国債の値下がりを見込んでいる投資家は警戒すべきかもしれない。連休明けの週は米国債の購入が増える傾向にあり、空売り投資家への打撃となる恐れがあると、モルガン・スタンレーのストラテジストチームが指摘した。

  モルガン・スタンレーが2009-17年の5月分のデータを分析したところ、日本企業は生命保険会社や銀行を中心にゴールデンウイークに取引していなかった分を取り返そうと、翌週に外貨建て債を買い越している。

  米商品先物取引委員会(CFTC)によると、4月24日終了週の米10年物国債の売り越しは記録的水準に膨らんだが、年限が長めの債券への需要が増えれば、空売り投資家に難題を突き付けかねない。

  モルガン・スタンレーのマシュー・ホーンバック氏率いるストラテジストチームは4月27日のリポートで、「為替ヘッジなしの外債購入絡みを中心に日本の生保が発表した運用計画や、ゴールデンウイーク後の購入傾向を踏まえると、こうした投資家勢は5月に米30年国債を買い、イールドカーブの一段のフラット化に寄与する可能性があるとわれわれは考えている」と記した。

原題:Aftermath of Japan’s ’Golden Week’ Could Squeeze Treasury Shorts(抜粋)

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