Tモバイルとスプリントの合併、巨大なジャンク債発行体が誕生へ

  • 合併新会社の債務総額は最大約770億ドルに上る見通し
  • 高いEBITDA予想考慮すればレバレッジは怖くない-アナリスト
Photographer: Daniel Acker/Bloomberg
Photographer: Daniel Acker/Bloomberg

米携帯電話事業者のTモバイルUSスプリントの合併により、米国のジャンク債発行体としては最大の企業が誕生する。両社は合併を通じ業界大手2社との競争を目指す。

  4月29日の共同プレゼンテーションによると、業界3位と4位の両社の債務総額は最大770億ドル(約8兆4200億円)に上る。スプリントの債務がレバレッジを高めることから、Tモバイルの債務格付けは既に米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスとS&Pグローバル・レーティングから格下げ方向で見直しとされている。一方、スプリントはより大きな資産基盤へのアクセスや流動性状況の改善につながるため、投機的格付けの中で格上げとなる可能性もある。

  ムーディーズは有利子負債/EBITDA(利払い・税金・減価償却・償却控除前利益)倍率で定義するレバレッジについて、合併後1年で4.9倍でピークを付けた後、4倍未満に下がると予想している。

  ギミー・クレジットの債券アナリスト、デーブ・ノボセル氏は「そのようなレバレッジが悪いとは必ずしも言えないが、Tモバイルの現状に比べてかなり高い」と指摘。合併後の会社は最大770億ドルの債務を抱えることになるが、230億ドルのEBITDAの見通しで幾分緩和され、「そのような尺度でみれば、それほど怖いことではない」と述べた。

  プレゼンテーションによると、新会社はTモバイルとして運営され、無担保債の格付けは「BB」付近、有担保債は低めの「BBB」レンジとなる見通し。

`Rapid Deleveraging'

New company aims to reduce longer-term net debt to as low as $6 billion

Source: Company presentation

原題:T-Mobile’s Tie-Up With Sprint Would Make Junk-Bond Behemoth (1)(抜粋)

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