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Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
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TOPIX反落、米金利一服で銀行株安い-決算失望ソニー、ヤフーも

更新日時
  • 米10年債利回りが3日連続で低下、米企業業績にピーク懸念も
  • JR西日本など陸運や小売、不動産、石油は堅調、日経平均プラスに
Pedestrians walk past the Tokyo Stock Exchange (TSE), operated by Japan Exchange Group Inc. (JPX), in Tokyo, Japan, on Wednesday, Aug. 30, 2017. Equity indexes in Japan, Hong Kong and South Korea rose Wednesday after U.S. stocks rebounded from losses initially sparked when Kim's regime fired a missile over Japan.
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

1日の東京株式相場は、TOPIXが3営業日ぶりに反落。米国で長期金利の上昇が一服し、国内インフレ期待の後退も材料に銀行株が東証1部33業種の下落率トップ。決算内容が失望されたソニー、ヤフーは大きく下げた。

  TOPIXの終値は前営業日比3.05ポイント(0.2%)安の1774.18。日経平均株価は40円16銭(0.2%)高の2万2508円03銭と3営業日続伸。

  しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹運用部長は、「米国でインフレ懸念が先週に比べ一段と高まらなかったことから、投資家がインフレ懸念で買った銀行株のポジションをFOMC前にニュートラルに戻すのは自然な動き」と指摘。また、「日本銀行によるインフレ懸念のトーンが落ちたことも短期筋が材料視し、外しやすかったのかもしれない」とも話した。

Tokyo Stock Exchange As Asian Stocks Rebound After Korean Fears Abate

東証玄関前の歩行者

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  4月30日に発表された米国の3月個人消費支出(PCE)は、食品とエネルギーを除くコア価格指数が前年比1.9%上昇と市場予想と一致し、上振れしなかった。4月のシカゴ製造業景況指数は57.6と市場予想を下回った。米10年債利回りは25日を直近ピークとし、3日連続で低下。1、2日の両日は米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれる。

  日銀が27日の金融政策決定会合で物価目標2%の達成時期を経済・物価情勢の展望(展望リポート)から削除して以降、日本の銀行株はじり安歩調だ。大和証券投資戦略部の高橋和宏株式ストラテジストは、「米長期金利のモメンタム低下と、今期減益計画が予想されることが響いている」とみる。TOPIX銀行株指数を構成する84銘柄中、きょうは82銘柄が下げるほぼ全面安。TOPIXの下落寄与度、下落率で銀行はともに1位だった。

  4月30日の米国株市場ではマイクロン・テクノロジーやインテルなどテクノロジー株が下落、きょうの日本株市場でもソニーやヤフー、花王、TOTOなどが決算失望銘柄が売られた。東海東京調査センターの平川昇二チーフグローバルストラテジストは、「シカゴをはじめとした各地区の4月の製造業景況指数は、コストが上昇する一方で新規受注が伸びないケースが目立つ。テクノロジーなど米企業業績は1ー3月がピークかもしれないという懸念がある」と言う。国内の決算も、「悪過ぎる。実績が良くない上、現時点ではアナリストによる今期予想が減益になる可能性がある」との認識を示した。

  もっとも、日経平均は上昇して終えるなど相場全体の下方圧力は限定的。しんきんアセットの藤原氏は、「今期がたとえ微増益でも、日本企業の1株利益水準そのものが上がっており、PERは低下している。日経平均の今期PERは13倍で、為替動向にマイナスバイアスがかかる状況ではない中、ニュートラル水準の15倍に比べ割安」と言う。きょうのドル・円相場は、1ドル=109円台前半で安定推移した。

  東証1部33業種は銀行やガラス・土石製品、空運、ゴム製品、機械、電機、化学など17業種が下落。上昇は鉱業や海運、鉄鋼、石油・石炭製品、不動産、、陸運、小売など16業種。売買代金上位では、今期営業利益計画が市場予想を下回ったソニーや富士通、今期営業減益見通しのヤフー、第1四半期営業利益が小幅増益にとどまった大塚商会が安い。半面、中期経営計画の目標数値がポジティブと評価されたスタートトゥデイ、ゴールドマン・サックス証券が今期利益の上振れを見込んだ日立製作所、株主還元姿勢と自社株買いが好感されたJR西日本は高い。

  • 東証1部の売買高は17億7167万株、売買代金は2兆8713億円
  • 値上がり銘柄数は818、値下がりは1198
    米10年債利回りは頭打ち傾向
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