4月30日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドルが反発、リスク選好が後退-主要イベント控え

  30日のニューヨーク外国為替市場ではドルが反発。大手企業の決算発表や米連邦公開市場委員会(FOMC)声明、米国の一部同盟国に対するアルミ・鉄鋼関税の適用除外措置の失効などを控え、リスク選好の動きがやや後退した。

  5月4日発表の米雇用統計など主要統計やイベントに備える動きとなった。ドルは主要10通貨の全てに対し上昇、ブルームバーグのドル指数は朝方からプラス圏で堅調に推移した。翌1日が欧州やアジアの市場が一部休場となることに加え、日本がゴールデンウィークに入ったことで、商いは低調だった。

  ニューヨーク時間午後4時45分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前営業日比0.3%上昇。ドルは円に対して0.3%上げて1ドル=109円33銭、対ユーロでは0.4%高の1ユーロ=1.2080ドル。

  市場関係者は、ムニューシン米財務長官の中国訪問と米中間の貿易協議にも注目している。中国側は米国が是正を求めた二大項目について協議しない構えだと、米紙ニューヨーク・タイムズは報じた。

欧州時間の取引

  まちまちな内容のドイツ州別インフレ指標を受け、ロンドン市場の取引開始後にユーロが下落。一時は対ドルで0.3%安の1ユーロ=1.2098ドルとなった。この日は、4月にイタリアのインフレ率が低下したことも明らかになった。
原題:Dollar Maintains Gains as Risk Appetite Eases: Inside G-10(抜粋)
Euro Slips on Mixed Inflation Data as 200-DMA Eyed: Inside G-10(抜粋)

◎米国株・国債・商品:株が下落、テクノロジー安い-原油は反発

  30日の米株式相場は下落。テクノロジー銘柄などの下げが目立った。今週は企業決算や経済統計の発表が数多く予定されている。

  • 米国株は下落、テクノロジーなど安い
  • 米国債は上昇、月末特有の買いで-10年債利回り2.95%
  • NY原油は反発、イラン核合意の破棄懸念で
  • NY金は反落、1オンス=1319.20ドル

  S&P500種株価指数はこの日の安値で終了。ボーイングやマイクロソフトが安い。テクノロジー株は全般的に売られ、ナスダック100指数が値下がり。バイオ医薬品のセルジーンも下落した。一方、5月1日に決算を発表するアップルは上昇。また決算が好調だったマクドナルドも値上がりした。

  S&P500種株価指数は前営業日比0.8%安の2648.05。ダウ工業株30種平均は148.04ドル(0.6%)下げて24163.15ドル。米国債市場ではニューヨーク時間午後4時50分現在、10年債利回りが1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)未満低下の2.95%。

  TDアメリトレードのチーフ市場ストラテジスト、ジョー・キナハン氏は「投資家は自らの保有銘柄について現時点で必ずしも確信を持っているわけではない」と指摘。「毎日のように全体を主導するセクターが新たに現れる。昨年はテクノロジーないし金融、特に『FANG』銘柄だったが、今は『ああ、これだ。いやこちらだ』といった感じだ」と述べた。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は反発。イラン核合意が破棄されるとの懸念が強まった。イスラエルのネタニヤフ首相はこの日、イランに核兵器製造の極秘プログラムがあったことを示す同国の資料を保有していると言明した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は前営業日比47セント(0.7%)高の1バレル=68.57ドル。ロンドンICEの北海ブレント6月限は53セント上げて75.17ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は0.3%安の1オンス=1319.20ドルで終了。

  この日の米株式市場では、前日に合併を発表したTモバイルUSとスプリントがともに値下がりした。ベライゾン・コミュニケーションズも安い。
原題:U.S. Stocks Start Busy Earnings Week on Down Note: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Bull Flatten Into Month-End; Stock Slide Adds Support
Oil Rises as ‘Alarm Bells’ Sound Over Unraveling Iran Nuke Deal

◎欧州債:イタリア債が下落、五つ星運動党首が再選挙呼び掛け

  30日の欧州債市場では、イタリア債が下落。議会第1党の「五つ星運動」党首が6月の再選挙を呼び掛けたことが嫌気された。一方、イングランド銀行の利上げ見通し後退で英国債は上昇した。

  • 短期金融市場が織り込む5月8日の英利上げ確率は20%
  • 五つ星運動のディマイオ党首が再選挙を呼び掛けた後、イタリア10年債利回りは一時8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇。その後上げ幅を縮小して利回りは1.78%で引けた
  • ユーロ圏中核国債は朝方下げたが、その後下げを消した
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Gilt Gains Underpin Core EGBs, Italy Drops; End-of-Day Curves(抜粋)

(NY外為、米国株・国債・商品を更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE