【米国株・国債・商品】S&P小幅続伸、ダウ反落-決算を意識

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  • 10年債利回りは低下、最近付けた3%台から一層遠ざかる
  • アマゾンなどハイテク大手、好決算で高寄り後は伸び悩む

27日の米株式市場ではS&P500種株価指数が3日続伸。予想を上回る企業決算が、経済成長ペース減速の兆候をかき消すのに十分かどうかを巡り、市場の見方は割れたままとなった。米国債相場は続伸し、10年債利回りが前日に続き下がった。

  • 米国株はS&P500が続伸、ダウは反落-成長ペースや企業決算を材料視
  • 米国債は続伸、長期債中心に上昇-10年債利回りは2.96%
  • NY原油は小反落、68ドル台維持-イラン核合意の行方に注目
  • NY金は反発、ドル下落で-週間ベースでは下げ

  主要株価指数は日中、前日終値を挟んで上下動を繰り返した。ダウ工業株30種平均は小反落で終えた。FTSEラッセルの世界市場調査担当マネジングディレクター、アレック・ヤング氏は「世界経済の成長が減速している兆しや金利の上昇、商品相場の上昇、貿易を巡る根強い不透明感が全て、利益率がピークをつけつつあるとの懸念を助長している」と電子メールで指摘した。

  S&P500種株価指数は前日比0.1%高の2669.91。ダウ工業株30種平均は11.15ドル(0.1%)下げて24311.19ドル。ニューヨーク時間午後4時50分現在、米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し2.96%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は小反落。イラン核合意に関する当局者発言が材料視され、狭い値幅で推移した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は前日比9セント(0.1%)安の1バレル=68.10ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント6月限は10セント下げて74.64ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反発。ドルの下落が背景となった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は0.4%高の1オンス=1323.40ドルで終了。一方、週間ベースでは1.1%下げて2週続落。

  マイクロソフト、インテル、アマゾン・ドット・コムなどのハイテク大手は、前日の好決算発表を受けて高く寄り付いたものの騰勢が持続せず、引けまでに上げ幅を失うか縮小した。S&P500情報技術指数は一時1%余り上昇していたが、午前のうちに下げに転じ、結局0.3%安で終えた。

原題:Stocks Close Higher as Growth Debated; Bonds Rise: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Bull Flatten; Selloff Sparked by GDP and ECI Is Faded(抜粋)
Oil Stuck Near $68 as Questions Swirl Around Iran Nuclear Deal(抜粋)
PRECIOUS: Gold Rises, Paring Weekly Loss, as Dollar Gains Ebb(抜粋)

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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