Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

今年の中国市場は逆張り投資家が優勢-アナリスト予想はどれも裏目

  • 中国市場は両極端、投資家は不意を付かれた-BNPサンボー氏
  • 貿易摩擦や景気減速巡る懸念が予測狂わせる

中国株を空売りし、人民元を買い持ちにした上で中国国債を買い増してきた投資家が、意外にも今年はここまで大きな利益を上げている。

  これらの市場の専門家は、世界最高のパフォーマンスと最低のパフォーマンスを同時に抱え、両極端な動きを見せる2018年の中国金融市場に不意打ちを食らった格好だ。指標の上海総合指数はブルームバーグが集計した市場関係者の年末予想を16%下回り、10年債利回りは予想よりも108ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低く、人民元はほぼ全てのアナリスト予想を既に上回っている。

  米国との貿易摩擦が既に減速しつつある中国経済に打撃を与えるとの懸念から、1月下旬以後、安全資産への逃避が加速した。インフレリスクの後退や想定を下回る経済統計を受けて債券が相対的に安全な投資先となっており、これは昨年11月に利回りがピークを付けて以後、中国国債に対し強気スタンスを維持するジャン・チャールズ・サンボー氏のような逆張り投資家の正しさを証明している。

  BNPパリバ・アセット・マネジメントの新興市場債券部門副責任者で、37億ドル(約4000億円)の運用に携わるサンボー氏(ロンドン在勤)は、「中国の力強い成長とインフレ圧力、想定される金融引き締めに合わせた積極的なレバレッジ解消を見込んでいた投資家は不意を突かれた」と指摘。「明らかに、どれも現実に起きていない」と述べた。       

原題:All The Things China Market Analysts Got Wrong This Year (1)(抜粋)

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