任天堂:サイゲームス株の5%取得-スマホゲームのてこ入れ具体化

  • 新作アクションRPG「ドラガリアロスト」を共同開発・運営
  • サイゲームス株式を第三者割当で取得-5月31日
Photographer: Buddhika Weerasinghe/Bloomberg
Photographer: Buddhika Weerasinghe/Bloomberg

任天堂は27日の取引時間前、ゲーム制作会社サイゲームスとスマートフォン向けゲームアプリを共同開発・運営すると発表した。ネット広告やゲームを手掛けるサイバーエージェントの子会社であるサイゲームスの発行済み株式数の約5%を5月31日に第三者割当で取得する。取得額は非公表。

  サイゲームスと任天堂が共に手がけるのは新作のアクションRPG「ドラガリアロスト」。今夏にまず日本、台湾、香港とマカオで配信を開始し、北米や欧州地域にも展開する計画だ。任天堂広報によると、同日中に詳細をホームページで公開するという。

  任天堂の君島達己社長は26日の決算会見で、スマホビジネスについて「私が思っていたところまでまだ伸びていない」との認識を示し、収益の柱のひとつに育てることが課題だと述べた。スマホゲームの開発・運営を得意とする今回のサイゲームスとの提携は、こうした事業戦略の具体策となる。

  調査会社カンタンゲームズのセルカン・トト代表は「サイゲームスは日本でトップのゲーム開発会社のひとつで、収益を上げる方法を知っている。任天堂の決断はサプライズではない」と話した。サイゲームスは人気スマホRPG「グランブルーファンタジー」などの開発を手掛けている。

  この発表を受け、27日のサイバーエージェントの株価は一時16%高の6150円まで上昇した。任天堂株は同2.8%高の4万6680円を付けた。

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