英国:1-3月成長は2012年以来の弱さ-5月利上げ期待冷え込む

更新日時
  • 1-3月の国内総生産は前期比0.1%増、予想は0.3%増
  • 前年同期比では1.2%増と、こちらも2012年以降で最低

英国の1-3月(第1四半期)成長率は2012年終盤以来の低水準となった。英イングランド銀行が5月の会合で利上げを見送るとの観測が強まった。

  政府統計局(ONS)が27日発表した1-3月の国内総生産(GDP)速報値は前期比0.1%増。2017年10-12月の0.4%増から減速し、ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の0.3%増も下回った。前年同期比では1.2%増と、こちらも2012年以降で最低だった。

Slowing U.K. Growth May Stay BOE's Hand

Output slowed to 0.1% as snow hit retail sales and disrupted building work

Source: Office for National Statistics

  この発表を受けて利上げを見込んでいた投資家がポジション巻き戻しを急ぎ、ポンドは一時、前日比1%を超える下落。5月利上げは先週までほぼ確実とみられていたが、市場が織り込む可能性はGDP発表後に25%未満に落ち込んだ。

  統計局によれば、1-3月は小売りや建設に降雪などの「限定的な」天候要因があった。サービス業の生産は前期比0.3%増、建設が3.3%減、鉱工業が0.7%増、製造業が0.2%増だった。

  キャピタル・エコノミクスの英国担当シニアエコノミスト、ポール・ホーリングスワース氏は、今回のGDP統計が「5月利上げの可能性に恐らくとどめを刺した」と指摘した。同社と三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)のアナリストらは、イングランド銀の5月利上げをもはや見込んでいない。

原題:U.K.’s Worst GDP Performance Since 2012 Casts Doubt on Rate Move(抜粋)
*GBP/USD DROPS 1% TO EIGHT WEEK-LOW AT 1.3780; SUPPORT 1.3712

(イングランド銀行の利上げ見通し、ポンド相場などを加え更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE