アマゾン:4-6月利益見通しは市場予想上回る

更新日時
  • 世界で1億人を突破した「プライム」会員数の伸びも寄与
  • クラウドや会員サービス部門など収益性の高い事業が好調

Amazon

Photographer: MAURIZIO GAMBARINI/DPA

インターネット小売り最大手、米アマゾン・ドット・コムの1-3月(第1四半期)利益はアナリスト予想を上回り、4-6月(第2四半期)利益見通しも市場予想を一部上回った。クラウド・コンピューティング、会員サービス、広告の各事業が寄与した。同社が利幅の小さいインターネット小売りにとどまらず、収益性の高い多様なサービス事業を展開していることを投資家にあらためて認識させる結果となった。

  アマゾンが26日明らかにした4-6月期見通しは営業利益が11億-19億ドル(約1200億-2080億円)、売上高が510億-540億ドル。アナリスト予想は営業利益が11億3000万ドル、売上高が523億ドルだった。

  1-3月(第1四半期)の1株利益は一部項目を除いたベースで3.27ドル。売上高は前年同期比43%増の510億ドル。共にアナリスト予想を上回った。同期のクラウド部門アマゾン・ウェブ・サービシズの売上高は為替変動の影響を除き、前年同期比49%増の54億ドル。前四半期に続き、増収となった。「プライム」など会員サービス部門の売上高は31億ドルと、前年同期比60%増加した。

  マッコーリー証券USAのアナリスト、ベン・シャクター氏は直近の投資家向けリポートで、「アマゾンが投資しているほとんど全ての機会は、利幅が極めて小さい中核の小売り事業よりも構造的に利益率が高くなるだろう」と指摘した。

  アマゾンのこの日の発表を受け、売上税や郵政公社(USPS)の料金を巡りトランプ大統領が展開してきた一連のアマゾン批判を巡る懸念は後退した。トランプ大統領の度重なるツイッター投稿により、アマゾンの株価上昇ペースは一時鈍っていた。

  決算発表後の米株式市場時間外取引で、アマゾンの株価は約6%上昇。また、ブライアン・オルサフスキー最高財務責任者(CFO)がこの日、決算発表後のアナリストとの電話会議で、米国内「プライム」会員の年会費を従来の99ドルから119ドルに引き上げると発表すると、株価は上げ幅を拡大した。同社の株価は今年に入って26日通常取引終値までに約30%上げた。

  ベゾスCEOは今月、プライム会員数が世界全体で1億人を超えたことを明らかにしていた。これは米国の電子商取引で優位に立つのを助けた囲い込み戦略が海外でも威力を発揮する可能性を示している。

原題:Amazon Forecast Shows Internet Giant Can Grow Profitably (2)(抜粋)

(アナリストのコメントなどを追加して更新します.)
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