シャイアー:1-3月売上高が予想上回る、買収への影響は軽微か

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バイオ医薬品メーカー、シャイアーの1-3月(第1四半期)業績は予想を上回った。同社に対しては武田薬品工業が巨額の債務発生を覚悟で約7兆円の買収提案を行っている。

  1-3月の総売上高は免疫薬が伸び、38億ドル(約4155億円)となった。アナリスト予想は37億ドル。売上高の約72%は、武田薬が切望する希少疾病向け医薬品事業で稼いだ。

  希少疾病向け医薬品は患者の数が少ないものの、人命を救うような薬であることが多く、製薬会社は年間数十万ドルの料金を課している。武田薬が巨額の買収提案をした理由も、そこにありそうだ。

  クレディ・スイス証券の酒井文義アナリストは27日の電話取材で、決算の結果が買収に与える影響は軽微との見解を示した。武田薬が提示している条件をシャイアーの株主は前向きに受け止めているとし、「決算を受けて彼らがより良い条件を求めるとは思わない」と分析。武田薬にとっても、既存株主に買収の意義を訴える一つの材料にはなるが、「6-7兆円の価値があるのかという根本的な部分の方が大事だ」と述べた。

原題:Shire Sales Exceed Estimates, Potentially Calming Deal Concerns(抜粋)

(4段落にアナリストのコメントを追加し、更新します.)
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