4月26日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ユーロが下げに転じる、ドラギECB総裁発言で

  26日のニューヨーク外国為替市場ではユーロが下げに転じる展開。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の記者会見での発言を受けてユーロ売りが出た。ドル指数は3カ月ぶり高値を更新した。

  ドルは円を除く主要10通貨の全てに対して上昇。スイス・フランや豪ドルなどに対して年初来高値を付けた。米国債利回りが13日以降で初めて低下したものの、ドルの上昇は続いた。

  ユーロは対ドルで0.4%上昇する場面もあったが、下げに転じ、大型オプションの期限に伴い3カ月ぶり安値に沈んだ。ドラギ総裁は域内の景気拡大持続に対する自信をあらためて示す一方、景気の勢いが今年に入って弱まったことを認めた。

  ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.2%上昇。ドルは円に対して0.1%下落し1ドル=109円30銭。ユーロは対ドルで0.5%安の1ユーロ=1.2103ドル。一時は1.2096ドルと、1月12日以来の安値を付けた。

  ドラギ総裁は政策委員会がユーロ高について今月の会合で協議しなかったことを明らかにした。「前回会合以降にほぼ全ての国が、度合いは違うが、幾分の成長減速と勢いの低下を経験したことは明らかだ」と述べ、景気減速が一時的なものか、それとも長期的なものかどうかを判断する必要があるとの認識を示した。

  行使価格1.2200ドルのオプションがこの日の朝方に期限を迎えた。ニューヨークのトレーダーによれば、1.2125ドルに控えていた買い注文をこなしてユーロは下げた。27日には行使価格1.2100ドルのオプションが満期を迎える。

  ドルは対円で一時109円07銭まで下げた。アジア時間では2月8日以来の高値となる109円47銭を付けた。円は対ドルで17日以降で初めての上げとなった。

欧州時間の取引

  ECBの政策発表を前に薄商いとなった。ユーロは一時1.2156ドルまで下げた。
原題:Dollar Rallies Again Despite Lower UST Yields: Inside G-10(抜粋)
Euro Loses Ground as the Dollar Rally Continues: Inside G-10(抜粋)
Euro Tests March Low as Traders Wait for Draghi: Inside G-10(抜粋)

◎米国株・国債・商品:株が続伸、ハイテクに買い-国債も上げる

  26日の米株式相場は続伸。フェイスブックやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)の決算が良好だったことが株式強気派に希望を与え、ハイテク株が大きく上昇した。米国債相場は上昇し、10年債利回りは3%を下回った。

  • 米国株は続伸、ハイテク株中心に-FBなど好決算銘柄がけん引
  • 米国債は上昇、長期債中心に買い-10年債利回りは2.98%に低下
  • NY原油は小幅続伸、イラン核合意から米が離脱する可能性を意識
  • NY金は続落、ドル続伸で利子を生まない資産への需要が後退

  ナスダック100種株価指数は2.1%高。フェイスブックが約2年ぶりの大幅高となったほか、AMDがこのところ売り込まれていた半導体株を押し上げた。10年債利回りが9営業日ぶりに低下したことを受け、金利に敏感な銘柄も上昇した。

  S&P500種株価指数は前日比1.0%高の2666.94。ダウ工業株30種平均は238.51ドル(1.0%)上げて24322.34ドル。ニューヨーク時間午後4時40分現在、米10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し2.98%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は小幅続伸。イラン核合意から米国が離脱する可能性を見極めようとする展開の末、3年ぶり高値近くで終えた。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は前日比14セント(0.2%)高の1バレル=68.19ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント6月限は74セント上げて74.74ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続落。ブルームバーグ・ドル・スポット指数が1月以来の高値に上昇し、金など利子を生まない資産への需要が減退した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は0.4%安の1オンス=1317.90ドルで終了。朝方は3月の米耐久財受注でコア資本財が予想外に減少したことを受け、0.4%高となる場面があった。

  Eバリュエーター・ファンズのケビン・ミラー最高経営責任者(CEO)は、「今決算期にこれら企業がこれほどの好業績を上げていることには、皆が驚いている」とした上で、「市場を動かす力は二つある。一つはファンダメンタルズ、もう一つは心理だ」述べた。

  米国債は朝方の上昇を引けまで保った。午前にはドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の記者会見での発言を受けたドイツ国債の上昇が追い風となった。長期ゾーンがより大きく上昇し、前日のスティープ化の流れを食い止めた。
原題:‘Surprised’ Tech Bulls Pace Stock Gain; Bonds Rise: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Rise With Bunds After Draghi Speaks; Curve Flattens(抜粋)
Crude Closes Near Three-Year High as Focus Remains on Iran Deal(抜粋)
PRECIOUS: Gold Slides as Dollar Hovers Near Three-Month High(抜粋)

◎欧州債:ユーロ圏国債高い、ECB総裁が最近の景気鈍化に言及

  26日の欧州債市場では、ユーロ圏国債が上昇。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が記者会見で世界的な景気下振れリスクに言及し、最近の景気鈍化が一時的か長期的かを判断する必要があると発言したため、QE終了に関する手がかりが現れるのは7月以降になるとの臆測が強まった。

  • 償還資金の再投資も相場を支えた。スペイン債では30日に168億ユーロの元金償還と30億ユーロのクーポン支払いがある
  • ドラギ総裁の会見中、ドイツ債はほぼ変わらず。総裁はユーロ圏経済の堅調で広範な拡大を強調しつつ、最近の指標を巡る懸念や世界的な保護主義の高まりを指摘
    • 周辺国債はアンダーパフォーム。だがリアルマネーの投資家が「アンダーウエート」のポジションを見直せば、イタリア債の需要はさらに拡大する可能性

原題:Core Bonds Lead Gains as Euro Slips; End of Day Curves, Spreads(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE