慎重さ続けるBofA、中国市場開放巡る熱狂の中で追随せず-関係者

  • ゴールドマンなど7社、中国本土に証券合弁設立
  • BofAは利益機会が不確実だとみていると関係者

中国が打ち出した本土証券市場の開放計画は熱狂を生んだが、海外の大手金融機関の中で慎重姿勢を保っているのがバンク・オブ・アメリカ(BofA)だ。

  ゴールドマン・サックス・グループやクレディ・スイス・グループ、シティグループなど海外7社は中国本土に証券合弁を設立。ただ利益機会が不確実だとみるBofAには、こうした競合各社に近く追随する計画はない。同行の戦略に詳しい関係者が明らかにした。

  中国は年内に証券合弁における外国企業の出資比率の上限を現行の49%から51%に引き上げると発表。中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁は外資合弁に現在課している業務制限を撤廃し、本土企業と同等の自由度を付与するとも表明した。

China's Shrinking Commission Margins

Intense competition puts pressure on commissions

Source: Securities Association of China, Shanghai Stock Exchange, Shenzhen Stock Exchange, BI Calcuations

Note: Industry commission income by total market trading value

  開放策は進むものの、こうした競争環境の極めて厳しい市場でBofAが利益を確保するのは難しいと関係者は説明している。同行の広報担当者は中国関連の計画についてコメントを控えた。

  BofAは証券業務に参入するのではなく、より豊富な債券サービスを提供することで中国で事業を拡大することを望んでいると関係者は語った。

  BofAの年次報告書によれば、同行の対中クレジットエクスポージャーは昨年46%増え159億ドル(約1兆7400億円)。

原題:BofA’s Big Plans for China Don’t Include Investment Banking (1)(抜粋)

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